内容説明
頭がよく、経験も豊富な経営者が致命的な判断ミスをして、会社を危機に陥らせるという事例は枚挙に暇がない。その理由は、判断の際にかかる様々な「心理的バイアス」。これを理解していないと、その時は正しいと思い込んでいても、後で考えると「なぜこんな判断を？」と思うような選択をしてしまうのだ。本書は、そういった心理学的な見地から「思考をゆがめるワナ」を紹介。それを回避し、常に冷静で客観的な判断を下すための技術を説く。
目次
序章 なぜ、頭のいい人が「判断」で失敗するのか？
第１章 人の判断をゆがめる「不適応思考」を知る
第２章 認知心理学から見た「判断ミス」
第３章 「集団心理」を知ることが判断ミスを予防する
第４章 「判断力」を高める実践手法
第５章 事例から学ぶ「判断力」
著者等紹介
和田秀樹［ワダヒデキ］
１９６０年生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学附属病院精神神経科助手、米国カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。国際医療福祉大学大学院教授（臨床心理学専攻）。川崎幸病院精神科コンサルタント。一橋大学国際・公共政策大学院特任教授。心理学をビジネスに応用するシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュート代表。「緑鐵受験指導ゼミナール」代表。２００５年、第５回正論新風賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ピクシー93
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判断ミスの要因を心理学視点から解説、その思考に陥らないようにと書かれている。二分割思考、完全主義、過度の一般化、選択的抽出等。スキーマ思い込み。参考部分あり。2015/04/23
トラジロー
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人間の判断は、その時々の思考や状況など、様々な要因によって変化するから、自分が今どのような状況で判断を下そうとしているのか、客観視する必要がある。そのような事が、心理学的な知見から書かれている本！2012/04/13
ドッグマスター
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これを読んだからといって判断力がつく内容ではないが、参考にはなった。とらわれないように気を付けよう。2012/03/28
kuma-kichi
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「判断力」というよりも心理的なバイアスについての解説がメイン。タイトルに惹かれるとちょっと期待はずれかも。2010/10/02
かざ
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正しい判断については書いていないが、なにかに固執した判断に対する警告は具体的に書いています。自分に該当するところがありすぎて、反省。オススメです。2010/01/28
