PHP新書<br> だれが信長を殺したのか―本能寺の変・新たな視点

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だれが信長を殺したのか―本能寺の変・新たな視点

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  • サイズ 新書判/ページ数 292p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569690735
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0221

出版社内容情報

明智光秀を本能寺へと駆り立てた真の理由とは。

足利将軍か、朝廷か、はたまたバテレンか。黒幕説飛び交うその裏で、一人の男の影が浮上した……。光秀の憂鬱、そして信長の誤算とは。

決断をためらう明智光秀の、背中を押した影の男とは?

▼「ときは今天が下しる五月哉」。挙兵三日前、愛宕百韻で本能寺急襲のひそかな野望を詠んだといわれる光秀だが、いまだこのとき、謀叛を決断していなかったことが新発見の書状で明らかになった。そんな光秀を追いつめた張本人はいったいだれ!?

▼足利将軍か、朝廷か、はたまたバテレンか。黒幕説飛び交うその裏で、一人の男の影が浮上した。斎藤利三。他家を出奔し明智家家老にまでなった勇者には、信長を許せない複雑な事情があった。

▼長宗我部元親、三好康長、羽柴秀吉、織田信孝。四国情勢

●はじめに ――本能寺の変はどのように論じられてきたか 
●第一章 信長と光秀の天正八年 
●第二章 破断への予兆 
●第三章 光秀を追いつめた信長の四国国分令 
●第四章 本能寺の変の仕掛け人、斎藤利三 
●第五章 「不慮謀叛」ついに決行さる 
●終章 本能寺の変とはなんだったのか 

内容説明

「ときは今天が下しる五月哉」。三日前にそう詠んだ光秀だが、いまだこのとき、謀叛を決断していなかったことが新発見の書状で明らかになった。そんな光秀を追いつめた張本人はいったいだれ!?足利将軍か、朝廷か、はたまたバテレンか。黒幕説飛び交うその裏で、一人の男の影が浮上した。斎藤利三。他家を出奔し明智家家老にまでなった勇者には、信長を許せない複雑な事情があった。長宗我部元親、三好康長、羽柴秀吉、織田信孝。四国情勢をめぐって濃密に絡み合う人間関係に、翻弄される光秀、そして信長の誤算とは。

目次

第1章 信長と光秀の天正八年
第2章 破断への予兆
第3章 光秀を追いつめた信長の四国国分令
第4章 本能寺の変の仕掛け人、斎藤利三
第5章 「不慮謀叛」ついに決行さる
終章 本能寺の変とはなんだったのか

著者等紹介

桐野作人[キリノサクジン]
1954年鹿児島県生まれ。歴史作家。立命館大学文学部卒業。歴史関係の出版社編集長を経て独立し、編集プロダクションを設立。作家としては戦国時代、幕末維新から中国史まで幅広く扱い、豊富な史料に裏打ちされたその鋭い視点は学界からも高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

17
本能寺の変に黒幕は無いがきっかけはある、それはこれだ!という本。多分いま現在最も有力な説だろう。しかし変の前後の信長や光秀を取り巻く動向を見ると、電話も鉄道も無い時代に日本各地の大名や武将とやり取りしている事に改めて驚嘆させられる。信長の天下一統は物凄い事業だと言わざるを得ない。変の直前の信長版『天地明察』みたいな話も面白い。戦国・安土桃山時代史というのは日本人にとって共有財産だと思う。2013/09/24

Book Lover Mr.Garakuta

10
日本史戦国時代本能寺の変にスポットを当てた本。一寸無理筋があるかもと思った。歴史の出来事を新たな考察で描いた作品だ。2020/01/04

Yoshikazu Nagai

0
以下リンク内に感想を記しています。http://www.akvabit.jp/%E3%81%A0%E3%82%8C%E3%81%8C%E4%BF%A1%E9%95%B7%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B/2011/09/24

冬至楼均

0
いわば内部黒幕説。少なくとも外部の黒幕説にあった無理は無い。2014/03/12

あるまじろの小路

0
安土桃山時代って大まかな流れは誰でも知っていても、どうしてそうなったかはあまりよくわかってないですよね。いったいどういった社会的要因がそれを可能にしたかを考えるとなかなか一筋縄ではいかない。そんな中、本能寺の変がどうして起きたかを考えると、直接のきっかけについては陰謀論含めていろいろ論じられていますが、背後にはある程度の自立性を持っていた旧来の大名イメージで生きていた光秀と、中央集権的な統一権力を目指していた信長との方向性の違いというのはあったのだろう、というのが本書を読んでの感想です。2023/10/16

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