PHP文芸文庫<br> 血涙〈上〉―新楊家将

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血涙〈上〉―新楊家将

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569671932
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

楊家軍再興。敵国・遼にも新たなる英雄が登場。

宋建国の英雄・楊業はもういない。息子達がついに再起。六郎は父が遺した吹毛剣を佩き遼の猛将に立ち向かう。「北方楊家将」に新展開。

宋建国の英雄・楊業の死から2年。息子たちに再起の秋が訪れる。宋国と、北に位置する遼国は、燕雲十六州の支配をめぐって対立。かの地を手中に収めたい宋の帝は、楊業の息子で楊家の長・六郎に楊家軍再興を命ずる。かつて味方の裏切りに遭い、命を落とした父への思いを胸に秘め、立ち上がる楊家の男たち。六郎は、父が魂を込めて打った「吹毛剣」を佩き、戦場へ向かう。

▼対するのは強権の女王・蕭太后率いる遼国の名将・石幻果。天稟の才を持つこの男は蕭太后の娘婿で、「吸葉剣」という名剣を佩いていた。その石幻果が父とも慕うのが、「白き狼」と怖れられる遼国一の猛将・耶律休哥。楊業を斃した男である。

▼戦場で見えた六郎と石幻果。剣を交えた瞬間、天を呪いたくなるような悲劇が幕を開ける。軍閥・楊一族を描いて第38回吉川英治文学賞に輝いた『楊家将』の続編でありながら新展開。『水滸伝』『楊令伝』に登場する宝刀「吹毛剣」の前史がここにある。

●第一章 砂の声 
●第二章 それぞれの冬 
●第三章 会戦の日 
●第四章 幻影の荒野 
●第五章 剣の風 
●第六章 その日 

内容説明

宋建国の英雄・楊業の死から2年。息子たちに再起の秋が訪れる。楊家軍再興―。六郎は、父が魂を込めて打った剣を佩き、戦場へ向かう。対するのは、強権の女王率いる遼国の名将・石幻果。剣を交えた瞬間、壮大な悲劇が幕を開ける。軍閥・楊一族を描いて第38回吉川英治文学賞に輝いた『楊家将』の続編でありながら新展開。『水滸伝』『楊令伝』に登場する宝刀「吹毛剣」の前史がここにある。

著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年(昭和22年)、佐賀県唐津市生まれ。作家。ハードボイルド小説を発表しながら、日本及び中国を舞台にした歴史・時代小説に取り組む。おもな現代小説に、『眠りなき夜』(日本冒険小説協会大賞・吉川英治文学新人賞)など。歴史・時代小説に、『破軍の星』(柴田錬三郎賞)、『独り群せず』(舟橋聖一文学賞)、『水滸伝』(全19巻+別冊1巻、司馬遼太郎賞)など。『楊家将』(上・下)で、第38回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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W-G

346
楊家将の続編、というよりも楊家将が血涙の前日譚なのかというくらい、著者の筆が活きている。前半は楊家軍の復興の様と、遼の中で石幻果が台頭してくる様が描かれ、割とゆったりした流れ。石幻果が記憶を取り戻してからが一気に過熱して頁を繰る手が止まらなくなる。架空の設定が入り込む余地が大きい分、小説家の腕が振るわれているということなのか。耶律休哥が前作の楊業を凌ぐ存在感と父性を発揮し、だからこそ石幻果の苦悩も読ませる。どうしても宋の面々が喰われがちになってしまっているが、下巻での六郎との熱い一騎打ちを期待しておく。2019/02/26

ehirano1

109
石幻果が自身を四朗であることを思い出した時の涙はきっと「血涙」だったと思います。残酷なプロットですが、これから石幻果(四朗)がどうしていくのかとてもとても興味深いです。2017/05/13

レアル

99
『楊家将』の続編。楊業の死から立ち上がろうとしている六郎。戦死したはずの兄弟との再会?そして石幻果の運命はいかに?相変わらす、北方氏の戦いにはハラハラさせらて、また切なく読んだ。そして『血涙』という名のような結末が下巻に待っているのか!下巻に期待☆2013/11/25

いこ

88
「われらは、栄達を求めて、楊家軍を再興するわけではありません。楊家の誇りをかけて、立ちあがるのです。宋で最強の軍、とすべての人々に認めさせたいのです。それに対して宋は、義をもって応じてくれればよい。朝廷のために闘うことにためらいがあっても、人々のために、民のために闘うことに、ためらいはありません」う~ん、これこそ楊家の男!続編でも、かっこいい!そして「あの人」は、やはりあの人だった!!あの人が自分の出自に気づいた時の衝撃・慟哭・・・。まさに血の涙。ラスト約20頁に、タイトルの意味を嚙み締め、私も泣いた。2020/08/05

ehirano1

72
耶律斜軫「・・・俺は、総帥として、ふさわしいと思うか?」、耶律休哥「ふさわしくない。そういうことを訊く、おまえはだ。・・・・男は、自分がどうあるか、自分で決めればいい」。何度も読み返す好きなシーンの1つです。2017/10/15

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