内容説明
『東洋倫理概論』は、昭和二年、金〓(けい)学院を開院した際、そこに学ぶ青年たちに向けて著わした、いわば生き方の指針の書である。原本は歴史的仮名遣い、独特の表現も少なからずあるため、読者の理解の便を図り、原書の趣旨を損なわずに、現代語に直したのが本書である。多方面に怪しさが漂う現代、安岡教学の骨格をなす本書は、真っ当に生きることを考えるうえで、一度は読んでおきたい書である。
目次
第1編 志尚―早年の倫理(孝悌;師友に対する敬愛;英雄哲人に対する私淑 ほか)
第2編 敬義―中年の倫理(家庭生活;社会生活;独の生活)
第3編 立命―晩年の倫理(境遇の自得;生死の覚悟;報謝の生活)
著者等紹介
安岡正篤[ヤスオカマサヒロ]
明治31年(1898)、大阪府に生まれる。東京帝国大学法学部卒業。「東洋思想研究所」「金〓(けい)学院」「国維会」「日本農土学校」「篤農協会」等を設立。また、戦後は「全国師友協会」「新日本協議会」等をつくり、政財界の精神的支柱として多くの敬仰者を持った。全国師友協会会長、松下政経塾相談役を歴任。昭和58年(1983)12月逝去
安岡正泰[ヤスオカマサヤス]
昭和6年(1931)、安岡正篤の次男として東京に生まれる。31年、早稲田大学法学部卒業。同年、日本通運株式会社入社。取締役、常務取締役、常務取締役中部支店長を歴任。平成7年、退任後、団体役員を経て、11年より財団法人郷学研修所、安岡正篤記念館理事長に就任
武石章[タケイシアキラ]
昭和8年(1933)、新潟県生まれ。東京大学法学部卒業。31年、運輸省(現国土交通省)入省。東京陸運局長時代より、安岡正篤に私淑。運輸省貨物流通局長で退官。自動車事故対策センター等を経て、公害等調整委員会委員の際、請われて東京モノレール社長に就任。平成14年、日立物流とJR東日本とのM&Aを実現させて退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
耳目之学(不定期更新中)
ウッチー
ひろを
すぐる