PHP文庫<br> 名将たちの決定的戦術―世界の歴史を変えた

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PHP文庫
名将たちの決定的戦術―世界の歴史を変えた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569668147
  • NDC分類 391.3
  • Cコード C0131

内容説明

1805年12月アウステルリッツ郊外において、フランス軍はオーストリア・ロシア連合軍を撃破する。当初劣勢が伝えられたナポレオンはこの戦いで一計を案じ、後に芸術と評される程の勝利を手にする。さて、このとき不世出の天才がとった作戦とは?本書は名将たちの戦術をクイズ形式で完全シミュレート。押し寄せる敵兵を前に、あなたは自軍を勝利に導くことができるか。

目次

序章 凡将が名将に変わる戦術の魔力―戦闘についての基礎知識
第1章 古代の名戦術を完全マスターする―古代ペルシャからローマ帝国までの古戦史(ティムブラ平原の戦い―紀元前五四六年 ペルシャvs.リディア;マラトンの戦い―紀元前四九〇年 ギリシャvs.ペルシャ;レウクトラの戦い―紀元前三七一年 テーバイvs.スパルタ ほか)
第2章 体感!帝国の名将vs.王朝の英雄―ローマ帝国滅亡から地中海戦争までの中世戦史(シャロンの戦い―四五一年 西ローマvs.フン;ダラの戦い―五三〇年 東ローマvs.ペルシャ;トゥール・ポアチェの戦い―七三三年 フランクvs.イスラム ほか)
第3章 巨大な軍を統率して勝つ方法―三〇年戦争から南北戦争まで近代戦のはじまり(砂丘の戦い―一六五八年 フランス・イギリスvs.スペイン;ブレンハイムの戦い―一七〇四年 イギリス同盟軍vs.フランス連合軍;プラーグの戦い―一七五七年 プロシャvs.オーストリア ほか)
終章 戦術は思考の新たな扉を開く―考える力を広げて活用するために

著者等紹介

松村劭[マツムラツトム]
1934年生まれ。防衛大学校卒業後、陸上幕僚監部情報幕僚、作戦幕僚、陸上自衛隊西部方面総監部防衛部長などを歴任し、1985年、退職。現在、デュピュイ戦略研究所東アジア代表。情報分析・戦略・戦術などを専門領域に、幅広く活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

macho

11
この本の正しい読み方はYouTubeで戦闘ドクトリン動画を見ながら、読み進めていくのが良い。時間がない方は『終章』だけでも良い。凄いオタクな分析だけど、世界旅行が楽しくなるのは間違いない。(10年後か?) 理論則と経験則をミックスしなければ名将たりえないことを示唆。社長は読むべき本。(あ、YouTubeで確認しながらね)歴史的書物でもあり、兵法書。『愚者は自分の経験に基づいて判断する。賢者は人の経験を最大限利用する』戦略を知覚神経、自律神経、反射神経に分けているのは興味深い。1/10は教えれないが刺さった2021/01/28

Saiid al-Halawi

2
借り物。なぜかクイズ形式だったけど、「敵AIはそんな賢い運用しないぞ」とかなんとか言いつつゲーム脳丸出しで全然わかんなかった。やっぱりクレシー面白いのう。2012/06/11

undine

2
面白く、学ぶことが多かった。名将を意識的に作ることは出来ないのだろう。ただ、名将が生まれることを妨げるような土壌を作らないようにしなければならない。日本の将来が心配だ。2011/08/01

すがし

2
「可能性と公算の違い」に着目し、「戦争とは社会科学で取り扱うべきであって自然科学と取り違えてはならない」という主張にまず目から鱗。戦略のレベルで物量を確保することの重要性を留保しつつ、実際の戦闘では必ずしも物量が決定的な要因ではないことを豊富な戦史の中から鮮やかに描き出してみせる。とはいえ、文章では刻一刻の戦況の変化をなかなか捉えにくく、「これはDVDとかで出るといいなぁ」などとも思ったり。2011/06/05

リポD中毒者

2
少数で多数を破った戦いがほとんどだった、その中で筆者が教訓や原則みたいな事を書いていくといった感じ。地図が見にくかったのと文章がいまいちわかりにくかった、戦史を知るにはいいと思う。2010/12/10

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