出版社内容情報
信長もその力量を認めた若き猛将を描く長編。
織田信長もその力量を認め、「鬼武蔵」と怖れられた男がいた……。戦国乱世に鮮烈な光芒を放った若き猛将・森長可の生涯を描く力作長編。
織田信長にその剛毅な質を認められ、「鬼武蔵」の異名をとった猛将・森長可。
▼初陣以来の功、さらには天正十年(1582)の武田攻めの活躍により、長可は信濃四郡を与えられて川中島に入り、上杉勢への備えの任を負った。しかし、本能寺の変が起こったことで、前途洋々だった人生に転機が訪れる。
▼信長の死を知った敵対勢力が勢いを増し、窮地に陥った長可は、弟の森蘭丸らの死を悼む暇もなく、手勢三千を率いて川中島を発つと、一揆勢の包囲を突破して信濃を縦断、旧領の美濃金山への帰還を果たした。
▼その後、織田家支配が崩れはじめた東美濃を、金山城に拠って瞬く間に平定した長可だったが、このことが天下人をめざす羽柴秀吉に与することにつながり、さらには徳川家康と秀吉との決戦――運命の小牧・長久手の戦い――へと引きずり込まれてゆく……。
▼歴史の表舞台に立った期間はわずかながらも、鮮烈な光芒を放った若き武辺者の人生を力強く描いた長編小説。
●第一章 帰還
●第二章 美濃の血脈
●第三章 兄妹
●第四章 東美濃平定
●第五章 大坂にて
●第六章 両雄対峙
●第七章 羽黒の敗戦
●第八章 長久手出陣
●第九章 鬼、再び
●あとがき ――鬼にはあらじ
内容説明
織田信長もその剛毅な質を認め、「鬼武蔵」の異名をとった猛将・森長可。初陣以来の数々の功名、そして天正十年(1582)の武田攻めによって信濃川中島四郡を与えられ、上杉への備えを任されることに。しかし本能寺の変を境に彼の人生は狂い始め、やがて運命の小牧・長久手の戦いを迎える―。表舞台に立った期間はわずかながらも、鮮烈な光芒を放った武辺者の人生を描いた力作長編小説。
著者等紹介
谷口研語[タニグチケンゴ]
1950年、岐阜県生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。法政大学非常勤講師。専攻は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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円井悠
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