PHP文庫<br> 戦国の女たち―司馬遼太郎・傑作短篇選

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戦国の女たち―司馬遼太郎・傑作短篇選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569665917
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

戦国を生き抜いた女たちを描いた短篇小説集。

北政所や細川ガラシャら歴史に名を残した女性から歴史に埋もれた女性まで……司馬遼太郎は戦国の女たちをどう描いたか。珠玉の短篇小説集。

戦国乱世の時代、闘っていたのは男だけではない。女性もまた、女性の戦(いくさ)を闘わねばならなかった――本書は、戦国の女性を主人公にした司馬作品六篇を収録したオリジナル編集の短篇小説集である。

▼豊臣秀吉の正室として位人臣を極め、夫の死後は二人で築いた豊臣家の行く末を決定づけた北ノ政所。兄・秀吉の思惑によって結婚のみならず離婚さえも強いられ、一生を翻弄され続けたが、その生涯を沈黙で染め抜いた秀吉の妹・旭姫。夫・細川忠興の異常な嫉妬によってがんじがらめの束縛を受けながら、毅然として己を貫き、関ケ原の折に最期を迎えたたま(ガラシャ)。

▼このほか、変わり者の侍大将・渡辺勘兵衛に思いを寄せる藤堂家小姓頭の妻・由紀の慕情や、一夜の出会いを大切に抱き続けて生きようとする小若の純情、さらには夫を猛烈に働かせて財を築いた遊び好きの妻・小梅と、戦乱のなかに咲いた女性たちの人生を浮かび上がらせた珠玉の短篇集である。

●女は遊べ物語 
●北ノ政所 
●侍大将の胸毛 
●胡桃に酒 
●一夜官女 
●駿河御前 

内容説明

戦国乱世の時代、戦場を駆けた男だけでなく、女たちもまたそれぞれに「闘いの日々」を送っていた。異例の出世を遂げた豊臣秀吉の妻・北ノ政所、夫の異常なまでの嫉妬にさらされ続けた細川忠興の妻・伽羅奢(ガラシャ)から、戦上手で変わり者の侍大将に思いを寄せる人妻の由紀、夫を徹底して働かせた遊び好きの小梅まで、有名無名六人の女性が戦乱の中で咲かせた「花」を描いた珠玉の短篇集。

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
大正12年(1923)大阪生まれ。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年(1960)『梟の城』により第42回直木賞受賞。以後、菊池寛賞、日本芸術院恩賜賞など数々の賞を受ける。平成3年(1991)文化功労者に顕彰され、平成5年(1993)に文化勲章受章。日本芸術院会員。平成8年(1996)2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

91
戦国時代から近代に至るまで、「男」の物語を描いてきた著者による「女」が主人公の短編集です。戦国時代の流れに身を任せつつも強かに生きた女性たちは戦乱の世に花を咲かせていったのでしょう。男たちが主役の時代に常に隣にいたのは女たち。色々な境遇にありながらもそれぞれの生き方を貫いた姿が格好良いです。戦国の女たちの声が聞こえるようでした。面白かったです。2015/12/21

レアル

66
なるほどこういう出版の仕方があるのね。こちら戦国時代を生きる女性の短編集。「どこかで読んだ事あるなぁ」なんて思いながら読んでいたら既読のものがほとんど。次また「未読本」と間違えて手に取らないための読了登録。2017/04/20

AICHAN

37
短編集。短編集。「女は遊べ物語」「北ノ政所」「侍大将の胸毛」「胡桃に酒」「一夜官女」「駿河御前」を収録。他の短編集で読んだものばかりだった。でも、どれも久しぶりに読んだので新鮮だった。「女は遊べ物語」「侍大将の胸毛」「一夜官女」では司馬さんの女性観が垣間見えて興味深い。「駿河御前」は秀吉の異父妹の旭の物語。この女性ほど運命に翻弄された哀しい人はいないのではないか。2024/03/11

かおりんご

34
短編小説。お正月に購入した本を、やっと読めました。戦国時代の女たちの生き様が、大変興味深かったです。特に、細川ガラシャと呼ばれた「たま」と忠興の関係がすごかったです。本当なのかどうかは定かではないですが、あそこまで妻へ執着する気持ちが恐ろしい。今なら、「たま」は軟禁されDVを受けている妻といったところ。この本の内容からは外れますが、先日読んだ教育書に、「歴史の教科書に登場する人物は90%以上男性だから、男性史観になりがち云々」と言ったことが書かれていて、こういう女性に焦点をあてた歴史もいいなと思いました。2020/05/20

金吾

27
○ダブっている作品が多いですが面白かったです。女は遊べ物語と胡桃に酒は特に面白かったです。男目線からの女の人たちの話かなと感じました。2020/04/20

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