ＰＨＰ文庫 戦国武将・闇に消されたミステリー―いまだ解けない８０の謎

三浦 竜【著】

ＰＨＰ研究所（2005/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 300p／高さ 15cm
• 商品コード 9784569664071
• NDC分類 210.47
• Cコード C0120

出版社内容情報

通史では語られない戦国武将たちの謎に迫る。

「信長はなぜ、平氏を名乗ったのか」「久秀はなぜ二度も信長に背いたのか」など、通史では語られない戦国武将たちの隠された謎に迫る！

歴史に“もしも”はないといわれる。しかし思わず、“なぜ？　どうして？””本当にそうなの？”と聞きたくなる事実は結構ある。

▼例えば上杉謙信。彼はなぜ一生不犯だったのか。例えば本能寺の変。なぜ光秀は無勢の徳川家康を追討しなかったのか。例えば織田信長。なぜ征夷大将軍になれる源氏ではなく平氏を名乗ったのか。例えば、伊達政宗。なぜ二度も秀吉の逆鱗に触れながら死罪を免れることができたのか。例えば関ヶ原。なぜ結城秀康が論功行賞で最大の評価を受けたのか――など、本書は誰もが一度は疑問に思う戦国時代の謎について、事実を検証しつつ大胆に解き明かした歴史雑学である。

▼全国各地に群雄が割拠した戦国時代、英雄、奸雄、豪傑、策士など特異な能力を持つ人物たちが次々と現れ、数々のドラマを残していった。こうした個性豊かな人物や劇的なドラマのウラに隠された、知られざるエピソードを余すところなく紹介した一冊だ。

▼文庫書き下ろし。

●第1章　本能寺の変の謎　
●第2章　関ヶ原の戦いの謎　
●第3章　川中島の合戦の謎　
●第4章　下剋上の時代の謎　
●第5章　織田信長の時代の謎　
●第6章　豊臣秀吉の時代の謎　
●第7章　徳川家康の時代の謎

内容説明

歴史に“もしも”はないといわれる。しかし思わず“なぜ？”と聞きたくなる歴史的事実は結構ある。例えば上杉謙信。なぜ彼は一生不犯だったのか。例えば本能寺の変。なぜ明智光秀は徳川家康を追討しなかったのか。例えば織田信長。なぜ彼は平氏を名乗ったのか。本書は誰もが一度は疑問に思う戦国時代の謎を８０集め、事実を検証しつつ興味深く解き明かした歴史雑学である。

目次

第１章　本能寺の変の謎
第２章　関ヶ原の戦いの謎
第３章　川中島の合戦の謎
第４章　下剋上の時代の謎
第５章　織田信長の時代の謎
第６章　豊臣秀吉の時代の謎
第７章　徳川家康の時代の謎

著者等紹介

三浦竜［ミウラリュウ］
１９５２年、東京・浅草生まれ。中央大学法学部卒業後、出版社に勤務。編集者を経て執筆業に専念。以来、歴史・文化をはじめ博識に裏打ちされた硬軟自在の作風で作家活動を展開している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[金吾]

目新しい話はありませんが、歴史の諸説がわかれていることについて著者の視点から考えを述べています。考えの背景や論拠はありませんでしたが、読み物としては面白かったです。

2021/04/11

[Our Homeisland]

かなり面白かったです。歴史の異説ものでは、突拍子もない話にこだわりすぎて無理やり、そういう方向に持っていきたがる強引で説得力に欠けるものも多くあると思いますが、この本は、そうではありませんでした。普通に考えられているのとは違う説を可能性としていくつか示しているというアプローチでしたので、良い印象を受け考えながら読み続けることができました。

2019/04/01

[きのきの]

それぞれのテーマに、伝えられている説の紹介と、著者の見解が記載されている。例えば、信長の最後だとか、光秀の最後とかだって、本当のところは歴史の彼方。何かに書いてあったけど、歴史というのは時の権力者の都合の良いことだけ残されていると。歴史関係が好き、というのは、そのあたりも想像して楽しんでいるんでしょう。というか、そうしないと、下手に近代のように、ある程度いろんな分析が出来たりすると、どこかの国際問題みたいになる、というわけだ。

2014/03/08

[AQ]

謎は、解けていないから趣深い。様々な説を紹介していたのが良い点。作者が自説を強調しすぎているのが少々残念。

2011/03/16

[いい日]

３時間で読了。戦国小ネタ集。作者の自説が多分に含まれているように感じましたが、資料が少ないので、想像力で補う部分があるのは仕方なく、むしろ、それを楽しむ性質の本だと思いました。

2011/02/24