• ポイントキャンペーン

PHP文庫
素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662879
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C0134

出版社内容情報

全米注目の研究者が教える「知の技術」とは?

発想はすなおに、実行は緻密に――全米が注目する人工知能、ロボット工学の世界的権威が教える「創造力」「知的体力」を養う技術とは?

「それくらいなら自分でも考えたのに」と言う前に考えて欲しい。世の賞賛を勝ち得る「発想」の多くは、きわめて単純明快なものだということを。

▼本書は、カーネギーメロン大学ロボット研究所を世界最大の研究所にし、人工知能、ロボット工学の世界的権威として今、全米で最も注目されている著者が書いた、「創造力と知的体力」の鍛え方である。

▼「メッセージのある研究をしろ」「最後までやりきれば、失敗のパターンもわかる」「集中力とは、自分が問題そのものになること」「できるやつほど迷うものだ」「“日本人にアイデアがない”というのは嘘」「日本の学生は、明らかに問題解決の能力において劣っている」など、本当に頭のよい人間は、複雑に考えるのではなく単純に直線的に解答を導き出すのだ、という。

▼発想は、単純、素直、自由、簡単でなければならない。日本人が「考える力」を養うにはどうしたらよいかを教える、学生・ビジネスパーソン必読の書。

●第1章 素人のように考え、玄人として実行する 
●第2章 コンピュータが人にチャレンジしている 
●第3章 「自分の考え」を表現し、相手を説得する 
●第4章 決断と明示のスピードが求められている 

内容説明

「それくらいなら自分でも考えたのに」と言う前に考えてほしい。世の賞賛を勝ち得る「発想」の多くは、きわめて単純明快なものだということを。本当に頭の良い人は複雑に考えないのだ―人工知能、ロボット工学における世界的権威で全米注目の研究者である著者が、今まで誰も語らなかった「創造力と知的体力」の鍛え方を語る。「知の技術」を明快に教える、学生・ビジネスパーソン必読の書。

目次

第1章 素人のように考え、玄人として実行する(遊び心の発想;なんと幼稚な、なんと素直な、なんといい加減な考えか ほか)
第2章 コンピュータが人にチャレンジしている(コンピュータが人にチャレンジしている;人もコンピュータも計算する機械である ほか)
第3章 「自分の考え」を表現し、相手を説得する(説得する―黙っていてはわからない;前置きなしに話す―こう言えば、ああ思う ほか)
第4章 決断と明示のスピードが求められている(日本に求められるのは、「知のスピード」である;インターネットの価値―より多くの広い範囲の人と仕事 ほか)

著者等紹介

金出武雄[カナデタケオ]
カーネギーメロン大学教授。U.A.and Helen Whitaker記念全学教授という大学を代表する特別な称号を与えられている。ロボット研究所前所長。1945年、兵庫県生まれ。京都大学電子工学科、同大学院博士課程修了。工学博士。同大学情報工学科助手、助教授を経て、80年、アメリカのカーネギーメロン大学にロボット工学研究所発足を機に招聘される。92年~2001年、同研究所所長。世界最大のロボット研究所に育てる。アメリカ大陸自動運転横断ロボット車“NAVLAV”、新しい3次元画像メディア“仮想化現実”、スーパーボウルで使われたアイビジョンシステムなどの先進研究開発を創生し、その中心的役割を担う。米国国家研究評議会航空宇宙エンジニアリング委員会委員、NASA先端技術諮問委員など歴任。97年、アメリカ工学アカデミー特別会員に日本人として最年少で選ばれる。2001年から独立行政法人産業技術総合研究所においてデジタルヒューマンラボ(現、研究センター)を東京に設立、研究センター長(非常勤)を兼ねる。アメリカ芸術科学アカデミー会員選出、C&C賞、FIT船井業績賞、エンゲルバーガー賞など受賞多数。人工知能、コンピュータービジョン、ロボット工学の権威
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

28
#感想歌 玄人のように考え素人のように振る舞う市場中心 著者にお会いしたことがある。運動競技の映像処理の話だった。2021/08/28

Tomoyuki Kumaoka

16
再読。実践したいこと。 相手の目を見て話すことは、自信の表れである。私はできてないので、意識して訓練する。ちょうど、英会話の講師は海外の方々なので、話すときはしっかり目を合わせるようにしていく。 自分で決める、自分の意見を持つ。他の人に合わせてしまうことが多々あるので、気を付けたい。当事者意識を持つことだ。具体的にどうすればよいか。まず、自分が置かれている環境についてしっかりと調べておく。それを他者に説明できるようにする。これだけでも、自分の役割が明確になり、当事者意識は生まれるはずだ。2017/05/20

Tomoyuki Kumaoka

16
「できる奴ほど迷う」「ネガティブな結果こそ、ポジティブ」など、金出氏の考えをまとめた一冊。基本は副題の通り、問題解決の本である。私は英語学習に悩んでいるため、英会話の項は特に興味深く読んだ。「早口で、大きな声でしゃべり、頭を空にして聞く」。どんな言語も早く話せるように作られているので、早く話すことで自然な感じになる。また、英語も都度日本語に直していたら聞き取れないので、日本語で「なんだっけかな」などと考えずに、なんとなく言っていることがわかる状態になるまで、訓練する。毎日の英語トレーニングに加えてみる。2017/03/06

魚京童!

11
読んだ気がしたんだけど。最近意識があいまいだ。2017/12/05

PenguinTrainer

9
素直な発想を持つことは素晴らしいし尊ぶべきものであるが、その発想を検証するためにはそれ相応の鍛錬が必要だと教えてくれる本。世界で活躍する研究者であり教鞭を取る教育者でもある筆者は、日本とアメリカの比較もさることならが玄人のように考えあぐねて実行に至れない人や、素人のように実行して非難を浴びる人へ、自身のロボットの研究の例を通じて語りかけてくれている。読者の想定として研究に携わるものを想定された内容であるが、自身の成果を他人に認めてもらうことを生業にする人全ての人に共通する教訓を教えてくれる。2021/06/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/556136
  • ご注意事項