出版社内容情報
激動の「昭和史」を子の世代へ語り伝える一冊。
恐慌、敗戦、そして高度成長……。無数の教訓が詰まる「昭和史」を子供の世代に伝えたい、そんな思いを形にした著者会心の一作。
昭和という時代を次の世代に語り継ぎたい――本書は、数多くの資料の分析、4,000人以上の体験の聞き取りを通して昭和史に肉薄してきた著者が、恐慌から戦争、高度成長からバブル崩壊へといたる “昭和”の時代を、子の世代に向けて語った書である。飢えがあり飽食があり、軍国主義も民主主義もあった時代。人類の歴史の出来事をすべて体験したともいえるこの時代は、未来を見つめる上で日本人に多くの教訓を与えてくれる。
▼著者は言う。「政治や経済など大きな視点だけでなく、普段何げなく見かける駅や街の姿など、目の前の光景の背後にどのような人間の意志があるか。それを見つめる眼を養うことが、今必要とされている“歴史を学ぶ”姿勢である」と。本書は、特定の史観によらず、あくまで一庶民の目から見た昭和の歴史を綴った書であり、「歴史を学ぶ」ためにも格好の一冊といえる。巻末には松本健一氏との特別対談「日本中が『プロジェクトX』していた頃」を収録。
●序章 昭和二十年八月十五日のこと
●第1章 貧困と軍事力の時代
●第2章 戦争、そして敗戦の時代
●第3章 占領と国家再生の時代
●第4章 高度成長と抗争の時代
●第5章 経済大国と国際化の時代
●終章 昭和六十四年一月七日という日
●番外編 日本中が「プロジェクトX」していた頃
内容説明
昭和という時代を次の世代に語り継ぎたい―本書は、著者がわが子に、戦争、テロ、飢えから高度成長まであらゆる事象が詰まった“昭和”の歴史を、特定の史観によらず、一庶民の視点から語った書である。「歴史」に生きる存在である私たちにとって、過去を教訓とし、未来への指針を見出す羅針盤となる一冊。巻末に松本健一氏との特別対談「日本中が『プロジェクトX』していた頃」を収録。
目次
序章 昭和二十年八月十五日のこと
第1章 貧困と軍事力の時代
第2章 戦争、そして敗戦の時代
第3章 占領と国家再生の時代
第4章 高度成長と抗争の時代
第5章 経済大国と国際化の時代
終章 昭和六十四年一月七日という日
番外篇 日本中が「プロジェクトX」していた頃(対談者・松本健一)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年12月、北海道札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業後、出版社勤務を経て著述活動に入る。個人誌「昭和史講座」(年2回刊)主宰。現在、立教大学社会学部非常勤講師、函館大学客員教授、朝日カルチャーセンター講師などを務める。主に、日本近代史とくに昭和という時代に題材を求めたノンフィクション、評論、評伝を発表する傍ら、医学・医療、教育を社会的観点から問い直す作品を発表
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感想・レビュー
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白義
陽之理
路地裏のオヤジ