出版社内容情報
「親鸞」が親鸞であった理由を明らかにする。
宗教不在の時代だからこそ、最も人気の宗教家親鸞。その一生のみならず、到達した幸福観、人生観から自然観まで図解でわかりやすく解説。
現代日本でもっとも人気のある思想家は、親鸞であるといってもいいかも知れません。800年も前に活躍したにもかかわらず、なぜ、親鸞はこのように人々の心をとらえて離さないのでしょう。
▼そして、親鸞であれば、仏法を現代にどうよみがえらせるのでしょうか?
▼本書は、善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや――この言葉に代表される親鸞思想を図解でわかりやすく解説しながら、現代日本において、仏教はどう解釈されるのが最も親鸞らしいのかと、問いかけを続けます。
▼親鸞の90年に及ぶ一生をたどり、親鸞の宗教観、女性観、結婚観、家族観、自然観などいろいろな角度から分析することで、浄土思想と人間親鸞の本質を身近に感じ取れる「入門:親鸞」の決定版。
[第1部]親鸞が親鸞である理由
●親鸞とは誰か
●親鸞が生まれた時代
●親鸞の一生
●親鸞の人物像
●親鸞の教えたこと
●その後の親鸞
●親鸞の著作
●親鸞関連図書
[第2部]親鸞の教えを読み解く
●親鸞の幸福感とは?
●親鸞の教えたこと
●親鸞の宗教観とは?
●親鸞の道徳観とは?
●親鸞の結婚観とは?
●親鸞の家族観とは?
●親鸞の師弟観とは?
●親鸞の死生観とは?
●親鸞の歴史観とは?
●親鸞の自然観とは?
●親鸞を知るための仏教用語
内容説明
なぜ、“悪人こそ救われる”のか?90年におよぶ人生を辿りながら人間・親鸞の真の姿に迫り、その信仰と思想をわかりやすく解説する。
目次
第1部 親鸞が親鸞である理由(親鸞とは誰か;親鸞が生まれた時代;親鸞の一生;親鸞の人物像 ほか)
第2部 親鸞の教えを読み解く(親鸞の幸福観とは?;親鸞の教えたこと;親鸞の宗教観とは?;親鸞の道徳観とは? ほか)
著者等紹介
今井雅晴[イマイマサハル]
1942年東京生まれ。東京教育大学大学院文学研究科博士課程日本史学専攻修了。茨城大学教授、筑波大学大学院教授、アメリカ・プリンストン大学、コロンビア大学、中国・北京日本学研究センター等の客員教授を経て、筑波大学名誉教授。文学博士
内海準二[ウツミジュンジ]
1955年山口県生まれ。中央大学卒業。出版社を経て、現在はフリーにて雑誌や単行本の執筆・編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。