出版社内容情報
脳と心について語り合った「知」の最前線。
「アメーバや植物にも心がある?」「ロボットが意識をもつ日がくる?」。工学博士とSF作家が想像の翼を広げて繰り広げる知的興奮対談。
アメーバや植物、細胞にも「心」はあるのか? 動物に「死」の概念はあるのか? ロボットが「意識」をもつ日は訪れるか? 宇宙にあまねく存在する「知性」とは?
▼本書では、アイボやキュリオなどのロボット開発で知られ、現在、人工知能と脳科学を統合した新しい学問を提唱している天外伺朗氏と、『パラサイト・イヴ』『BRAIN VALLEY』などベストセラーを連発するSF作家、瀬名秀明氏が、奔放な発想と大胆な仮説、作家としての想像力を生かして、「心・脳・意識」の謎について縦横無尽に語り合う。
▼ジャンルは、脳科学、神経生理学、哲学、量子力学、トランスパーソナル心理学など広範囲に及び、また神秘体験、臨死体験、瞑想、アブダクション(宇宙人による誘拐)、量子コンピュータなど、SF的な話題も満載。
▼心や脳について探求することは、すなわち自らの人間存在の意味を深く問うことでもある。
▼すべての人の知的好奇心を刺激する一冊!
[第1部]心とは? 意識とは? 知性とは?
●第1章 「意識」は脳の産物か?
●第2章 知性とはどこにあるのか?
●第3章 植物の意識を探る
[第2部]意識の変容とアートマン
●第4章 心はどこにある?
●第5章 意識は成長・進化する
●第6章 神秘体験と意識の変容
●第7章 意識の成長・進化と瞑想
[第3部]ヒトはオメガポイントに向かう
●第8章 臨死体験と精神変容
●第9章 アブダクションと精神変容
●第10章 意識と無意識
[第4部]機械の中の幽霊(ゴースト)を捉える
●第11章 意識を科学する
●第12章 コンピュータは心をもつか?
●第13章 量子コンピュータで意識の問題は解決する
内容説明
脳科学、量子力学、深層心理学…、知の最前線を駆使し、奔放な発想、大胆な仮説で「心・脳・意識」の謎に迫る。
目次
第1部 心とは?意識とは?知性とは?(「意識」は脳の産物か?;知性とはどこにあるのか? ほか)
第2部 意識の変容とアートマン(心はどこにある?;意識は成長・進化する ほか)
第3部 ヒトはオメガポイントに向かう(臨死体験と精神変容;アブダクションと精神変容 ほか)
第4部 機械の中の幽霊を捉える(意識を科学する;コンピュータは心をもつか? ほか)
著者等紹介
天外伺朗[テンゲシロウ]
本名・土井利忠。1942年、兵庫県生まれ。ソニー・インテリジェンス・ダイナミクス研究所所長。工学博士(東北大学)。大学で電子工学を専攻し、ソニー研究所で先端技術の研究開発に携わる。フィリップスと組んだCD共同開発者、エンターテインメント・ロボット「AIBO」の開発責任者をつとめた。その経験をいかして科学技術評論、人材開発論にも健筆を振るう。2004年より、人々が病気にならないように指導し、生まれてから死ぬまでをケアする「ホロトロピック・センター」を病院に代わる概念として推進するネットワーク「ホロトロピック・ネットワーク」を主宰
瀬名秀明[セナヒデアキ]
1968年、静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科博士課程修了。1995年、『パラサイト・イヴ』(角川ホラー文庫)で第2回日本ホラー小説大賞受賞。1998年、『BRAIN VALLEY』(角川文庫)で第19回日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっきー
Humbaba
犬こ
シン
iiacco