現代語訳 風姿花伝

個数:
電子版価格
¥950
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

現代語訳 風姿花伝

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月05日 21時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 112p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569641171
  • NDC分類 773
  • Cコード C0095

出版社内容情報

世阿弥『風姿花伝』をわかりやすく現代語訳。

「風姿花伝」は能の大成者・世阿弥が約20年の歳月をかけて著した、至高の芸術論にして人生論。わかりやすい現代語訳として提供する。

『風姿花伝』は能の大成者・世阿弥が著した、日本最古の能楽論である。『花伝書』の名称でも知られる本書は、「花」と「幽玄」をキーワードに、日本人にとっての美を深く探求。体系立った理論、美しく含蓄のある言葉、彫琢された名文で構成される、世界にも稀な芸術家自身による汎芸術論である。原文の香気が失われぬよう、かつ自然な現代語としてスラスラと読めるよう、工夫を凝らした現代語・新訳として提供する。

▼七歳から年代順に具体的な稽古要領を記した「年来稽古條々」、物真似の本質を把握し表現する「物学條々」、Q&A形式の「問答條々」。そして、「花」の本質を説いた「別紙口伝」。章立て・語り口はあくまで明快、シンプルである。大陸伝来の文化から袂を分かち、日本人自ら育て、咲かせた最初の美しい「花」――。風姿花伝は700年を経た今日でも、広く表現に携わる方々はもちろん、人生訓としても読める懐の深い名著である。

●第1章 年来稽古條々 
●第2章 物学條々 
●第3章 問答條々 
●第4章 神儀に云わく 
●第5章 奥儀に讃歎して云わく 
●第6章 花修に云わく 
●第7章 別紙口伝 

内容説明

「花」とは「幽玄」とはあらゆる表現ジャンルの根本、生きることの美を語る。秘すれば花なり―「日本の美」を深く探求した至高の芸術論。読みやすい新訳。

目次

第1 年来稽古条々
第2 物学条々
第3 問答条々
第4 神儀に云わく
第5 奥儀に讃歎して云わく
第6 花修に云わく
第7 別紙口伝

著者等紹介

水野聡[ミズノサトシ]
1959年、神戸市生まれ。関西学院大学文学部日本文学科中退。(株)リクルート、エイボン・プロダクツ(株)、日本ゲートウェイ(株)他にて宣伝部コピーライター、広告制作プロデューサーとして勤務。2004年独立、能文社を設立。コピーライター、古典翻訳家。謡曲・仕舞、居合道に親しむ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

45
難読なり…。来年再読します。2023/12/14

33 kouch

39
無理して若作りするのでなく、また若いものに負けじと同じ土俵で競うのでなく、その年相応の美しさがある。年齢はあくまで「個性」に過ぎない。またそれを個性と感じられる感性。散りゆくものに儚さや、再生の美まで感じる心を日本に浸透させた根源を感じる。秘することが美というのも深い。確かに背景の理屈が分かると少し冷めるし、その理屈でしか見れなくなる。深い…喋りすぎないようにしよう。2022/08/29

inami

37
◉読書 ★3.5 本書は『忘れる読書:落合陽一』でも紹介されていました・・「能」の大成者、観阿弥の遺訓を基に世阿弥(息子)が著したもの。「序」の申楽の歴史から第7章の「別紙口伝」まで、修行・工夫方法、実践的演出方法や理論など、わずか100ページあまりにギュッと詰め込まれています。キーワードに「花」や「幽玄」という言葉がありますが、囲碁の日本棋院(東京)の「幽玄の間」という格式高い対局室には、川端康成の書「深奥幽玄」という掛け軸が掛けられています。⇒2023/02/28

ナマアタタカイカタタタキキ

35
私の教養で岩波文庫は敷居が高すぎたので、読みやすそうだったこちらの版で。門外不出の指南書ではあるけれど、今日我々が手に取れば、日本独自の美学や心のあり方に触れられる一冊となっている。能楽だけに留まらず、他の分野においても応用が利く内容。観念的故に見失ってしまったり自分本意になりがちな領域を見直すきっかけとなるだけでなく、具体的にどのようにすべきかまで記されている。あくまでこの時代この分野における年齢の感覚なので、今現在の自分はどの位置にあるかはきちんと把握すべき。真の理解には、他の版も読む必要がありそう。2020/04/14

Kentaro

28
芸能は、万人に愛され受け入れられることを、一座繁栄の福の元としている。ゆえに、あまり難解にすぎる芸のみに偏ればまた諸人の評価も受け難い。いかなる上手ではあっても、万人に愛されない芸では、幸福を招くシテとはいいがたい。観阿弥はどのような田舎や山里のかたすみであっても、その土地の人の好みと所の風習をいちばん心にかけて芸をしたものだ。 稀代の美童にして、歌舞の逸材でもあった世阿弥は能を総合芸術に昇華させた。 風姿花伝は、観阿弥の遺訓をもとに、残した日本最古の能楽理論書である。2019/05/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/445238
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。