やわらかく考える金融工学―ツキと後悔のリスク分析

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569641164
  • NDC分類 338.01
  • Cコード C0034

出版社内容情報

中学生でもわかる金融工学。

本書では、株式投資からギャンブル、恋愛まで、日常取引を例題にリスクとリターンの隠れたカラクリを明らかにする。

私たちは、いつもどこかで明日のことを憂える生活をしています。「この暮らしをいつまで続けることができるのだろうか」とか、「もしいまの平和が脅かされることが起きたらどうしよう」といった、将来のリスクに対して一抹の不安をいつも抱いています。

▼では、「リスクを考える」ということはどういうことなのでしょうか。改めて考えてみると意外と答えるのは難しいものです。リスク、リスクと普段から口にするものの、その正体についてはなかなかわからないというのが本当のところでしょう。

▼本書では、金融工学のエッセンスを使って、この「リスクとは何か?」について考えます。金融工学は、今のところ、将来のリスク(不確実性)を分析するのにもっとも有効な手段です。本書を読むことで、リスクを軽視することも、リスクに過剰な警戒心を持つこともなく、「リスクを正しく怖がる」ことができるようになるでしょう。

●プロローグ やわらかく考えるリスク学 
[第1部]ツキと後悔の正体 
●第1章 ツキの正体をあばく 
●第2章 賭博と保険のリスク・リターン分析 
●第3章 後悔のリスクヘッジ 
[第2部]リスク分析に挑む 
●第4章 宗教の公正価値 
●第5章 リスク評価の壁 
[第3部]こころとリスク学 
●第6章 恋愛をめぐる怪しい合理性 
●第7章 こころと理論価格 

内容説明

株式投資からギャンブル、恋愛まで、日常取引を例題に、リスクとリターンの隠れたカラクリを明らかにする。

目次

プロローグ やわらかく考えるリスク学
第1部 ツキと後悔の正体(ツキの正体をあばく;賭博と保険のリスク・リターン分析;後悔のリスクヘッジ)
第2部 リスク分析に挑む(宗教の公正価値;リスク評価の壁)
第3部 こころとリスク学(恋愛をめぐる怪しい合理性;こころと理論価格)

著者等紹介

土方薫[ヒジカタカオル]
1959年生まれ。1983年上智大学経済学部卒業。1983年商工組合中央金庫入庫。1986年ウエストパック銀行東京支店、シドニー本店Treasury Division、1990年日本債券信用銀行・資金為替部、ニューヨーク支店、金融商品営業部、1998年三井海上火災保険・デリバティブプロダクツグループディレクター、2001年エンロン・Weather Risk Management Asia Regional Managerなどを経て、2002年より日立製作所・財務二部金融ビジネス企画グループ部長代理。銀行にて金融(為替、金利など)デリバティブのトレーディング・商品開発などを歴任。その後保険会社に移籍し、保険デリバティブの商品開発・取引に従事。日立製作所にて事業リスクマネジメントなどエネルギーデリバティブビジネスを担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かやは

7
「やわらかく」表現してあっても、数式やグラフが出てくるとさっぱりわからない。やはり数字は難しい。それでも、人が感じるリスクと実際数字で表されるリスクは大分違いがあることがよくわかった。人は数式のように割り切って考えられるわけではないので、リスクを考えるときは、数式と人情、両方把握する必要がある。2017/05/08

Humbaba

3
リスクをヘッジしようと思えば、その分コストが必要である。それによって発生し得るマイナスは制限できるようになるが、その分上手く言ったときに得られる金額は減る。そのどちらを選ぶかは個人の自由であるが、基本的にどちらを選んでも得でなく、かつ損でないくらいになるように調整がなされている。2013/11/14

光花

0
リスクを正しく怖がろう★ツキとは単なる統計的なゆらぎに過ぎない★後悔のヘッジの王道は「何の行動も起こさないこと」2010/06/10

kaeru_onou

0
リスクや統計って言葉がやっぱり難しいなぁー。 でも読みやすかったけど理解出来ないw2009/03/11

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