PHP新書
榎本武揚から世界史が見える

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 293p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569638515
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0220

出版社内容情報

明治の日本外交を陰で担った榎本武揚の後半生。

グローバリゼーションの荒波を前にして、明治日本の舵取りを陰で担った男・榎本武揚。世界史的な視点で彼の後半生を追う画期的な試み。

長崎海軍伝習所を経て、オランダに留学。最新鋭軍艦・開陽丸に乗って帰国し、旧幕府艦隊を率いて五稜郭に立てこもった蝦夷島総裁。榎本武揚の真骨頂は、しかし、知られざる後半生にある。

▼ロシア、清、朝鮮、メキシコ……榎本が動いた先は、必ず明治日本の転換点となる。そして、奇妙な糸で結ばれた謎の外国人と任侠の志士たち。遅れてきた帝国主義国家ドイツと日本の命運は。

▼黒船襲来から日露戦争まで、グローバリゼーションの波に挑んだ最後の侍にして、最初の外交官。歴史をふりかえれば榎本武揚がそこにいる!


[本書を彩る多彩なキャスト]榎本武揚、マックス・フォン・ブラント、安藤信正、堀利熙、プチャーチン、オイレンブルク、井上馨、秋山真之、山本権兵衛、金玉均、ビスマルク、荒井郁之助、安藤太郎、藤田敏郎、アルトゥール・ヴェーバー、ヘンリー・シュネル、ゲルトナー、志賀重昂、陸羯南、清水次郎長、天田五郎、谷干城、東海散士 etc.

内容説明

長崎海軍伝習所を経て、オランダに留学。最新鋭軍艦・開陽丸に乗って帰国し、旧幕府艦隊を率いて五稜郭に立てこもった蝦夷島総裁。榎本武揚の真骨頂は、しかし、知られざる後半生にある。ロシア、清、朝鮮、メキシコ…榎本が動いた先は、必ず明治日本の転換点となる。そして、奇妙な糸で結ばれた謎の外国人と任侠の志士たち。遅れてきた帝国主義国家ドイツと日本の命運は。黒船襲来から日露戦争まで、グローバリゼーションの波に挑んだ最後の侍にして、最初の外交官。歴史をふりかえれば榎本武揚がそこにいる。

目次

第1章 北溟有魚
第2章 幕末のプロイセン
第3章 理想の島
第4章 榎本公使の世界
第5章 東海侠雄列伝
第6章 東海の東隣
第7章 新雨天霽

著者等紹介

臼井隆一郎[ウスイリュウイチロウ]
1946年静岡県生まれ。東京教育大学文学部卒業、同大学院修士課程修了。新潟大学教養部助教授を経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はドイツ・ヨーロッパ文化論、言語情報文化論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。