PHP新書<br> “疑う力”の習慣術

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“疑う力”の習慣術

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  • サイズ B40判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569637174
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0200

出版社内容情報

学校で教わらない「考える力」をつけるために必要不可欠な<情報を疑う力><真偽を確かめる力>の思考訓練法を具体例を挙げて紹介。

文部科学省のゆとり教育政策のもと、日本の子供たちの学力低下が大きな問題となっている。では、詰め込み教育に戻ればいいのか? 旧来型の受験勉強で頭がよくなるのか? 21世紀は脱学問の時代とよくいわれる。このようなパラダイムが一変した現代社会を生き抜くためには、情報を修得するだけでは不十分である。情報を活用する能力だけでも不十分である。これからの時代はさらに「情報を疑う能力」が必要なのだ――というのが本書における著者の提言である。情報の修得技術、活用技術を磨けば、いわゆる問題解決能力を高めることができるが、これからはさらに「問題発見能力」の優劣が問われるということだ。<疑う力>があれば、新しい発見をすることができる。リスクに備えることができる。対人関係がうまくいく。人生のビッグチャンスをつかむことができる。学校では教えてくれないノウハウを満載した和田式勉強法の最新バージョン。

●第1章 情報を疑う能力が問われる時代 
●第2章 何が疑う力を奪うのか 
●第3章 疑う力が判断をより妥当にする 
●第4章 疑う力が創造性を養う 
●第5章 疑う力でこれからの世の中を読む 

内容説明

文部科学省のゆとり教育政策のもと、日本の子供たちの学力低下が大きな問題となっている。では、詰め込み教育に戻ればいいのか?パラダイムが一変した現代社会を生き抜くためには、知識を修得するだけではなく〈疑う力〉を鍛えることが必要なのである。“疑う力”があれば、新しい発見をすることができる。リスクに備えることができる。対人関係がうまくいく。人生のビッグチャンスをつかむことができる。学校では教えてくれないノウハウを満載した和田式勉強法の最新バージョン。

目次

第1章 情報を疑う能力が問われる時代(メディアが「疑う力」を奪っている;スケープゴートを作る論調に流されるな ほか)
第2章 何が疑う力を奪うのか(心情読解問題への疑問;子供の疑問にはきちんと答えること ほか)
第3章 疑う力が判断をより妥当にする(自分の力に疑いを持つ;メタ認知の大きなメリット ほか)
第4章 疑う力が創造性を養う(発明、発見のきっかけ;問題解決能力と問題発見能力 ほか)
第5章 疑う力でこれからの世の中を読む(企業不祥事はなぜ起きる?;学力低下はなぜ生じたのか? ほか)

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪市生まれ。東京大学医学部卒。東京大学付属病院精神神経科助手、米国カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。心理学をビジネスに応用するシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュート代表。「緑鉄受験指導ゼミナール」代表。2004年1月より「学力向上!親の会」発足
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハッシー

89
★★★☆☆ 東大医学部卒で、受験アドバイザー、評論家、医師、教授、映画監督、小説家という多くの顔を持つ著者だけに、幅広い知識によって導かれる多角的なものの見方は、なるほどと思えることも多いが、何事にも斜に構えるのが正解みたいな話が延々と続くので辟易する。ただ「疑う力は、判断や意思決定を妥当にするためだけではなく、創造性を高めるためにも非常に役立つ」「古代より、発明、発見を支えてきたのは、なぜだろう、どうしてこうなっているんだろうという疑う力である」というのはその通りだと思う。2019/04/23

テツ

17
世界は単純にはできておらず、ありとあらゆる物事には白黒などつけられない。絶対の正解などは存在しない。人間は死ぬまで延々と、正解か不正解かではなく「よりマシだと感じる方」を自分の頭で考えて選択し続けていかなければならないのに、マスメディアで垂れ流される情報や、SNSで広まる情報だけを元にして、何の疑いももたず調べることもせずに、正しさと間違いのラベリングをしてしまうことの危うさと愚かさ。単純に信じることはせず、単純に否定することもなく、提示された情報を様々な視点から眺めることの訓練をしなければならないよな。2022/05/12

11
リミテッドより ●完全な善人、悪人は珍しい。ほとんどはグレーである ●疑う力があると対立軸が変わってもリスクに備えられる ●テレビ、新聞は同じ意見が多く知らず知らずに影響を受ける。そこから疑う力が奪われる ●理論と現実が違う場合もある。無理やり理論に当てはめないように ▷疑う力はこれからの時代に求められてくる能力だと個人的に思っている。情報過多の時代に自分でそれを精査し仕分けていかないと振り回されて何が何んだが分からなくなるからだ。2019/08/29

わえ

5
和田秀樹氏の、物事を疑う力についての論が展開されている。2019/08/30

らっそ

4
気になる一文:思い込みが強いと、自分の思い込みに一致する都合のよい情報しか覚えていられなくなる/善意から行っていることであっても、自分自身を疑ってみることは必要であろう/疑いだしたら切りがないことは、ある程度のところで見切りを付けるべきだ/文系型の発想というのは、「誰かの信者」になりやすい/より重要なことは、誰が言ったかではなく、その中身のほうだ/老害というのは高齢者がいばっていることが問題なのであって、彼らの生産性が低くて邪魔になっているという話はあまり聞かない2011/04/02

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