PHP新書<br> パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか

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パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569635255
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0211

出版社内容情報

現代人の多くが抱えているパーソナリティ障害の諸問題と解決策を、精神医学の観点から詳細に解説。豊富な具体例がとても参考になる。

パーソナリティ障害(人格障害)とは、偏った考え方や行動パターンのために、家庭や社会生活に支障をきたした状態のこと。愛を貪る、賞賛だけがほしい、主人公を演じる、悪を生き甲斐にする、傷つきを恐れる……現代人が抱える生きづらさの背景には、ある共通の原因があるのだ。アメリカ人の10%がパーソナリティ障害であるという統計もある。

▼本書は、境界性、自己愛性、演技性、反社会性、回避性など、パーソナリティ障害の10タイプそれぞれについて、(1)特徴と背景、(2)接し方のコツ、(3)克服のポイントを、具体的にわかりやすく解説してくれる。パーソナリティ障害全般に関する日本ではじめての入門解説書である。

▼巻末に付録として「パーソナリティ自己診断シート」がついている。人間関係で悩んでいる人は、このシートを利用することによって、人間関係回復のたしかな手がかりを得ることができるだろう。

[第Ⅰ部]パーソナリティ障害の本質 
●第一章 パーソナリティ障害とは何か 
●第二章 パーソナリティ障害はなぜ生まれるのか 
[第Ⅱ部]パーソナリティ障害のタイプと対処 
●第三章 愛を貪る人々――境界性パーソナリティ障害 
●第四章 賞賛だけがほしい人々――自己愛性パーソナリティ障害 
●第五章 主人公を演じる人々――演技性パーソナリティ障害 
●第六章 悪を生き甲斐にする人々――反社会性パーソナリティ障害 
●第七章 信じられない人々――妄想性パーソナリティ障害 
●第八章 頭の中で生きている人々――失調型パーソナリティ障害 
●第九章 親密な関係を求めない人々――シゾイドパーソナリティ障害 
●第十章 傷つきを恐れる人々――回避性パーソナリティ障害 
●第十一章 一人では生きていけない人々――依存性パーソナリティ障害 
●第十二章 義務感の強すぎる人々――強迫性パーソナリティ障害

内容説明

パーソナリティ障害とは、偏った考え方や行動パターンのために、家庭や社会生活に支障をきたしている状態のこと。愛を貪る、賞賛だけがほしい、主人公を演じる、悪を生き甲斐にする、傷つきを恐れる…現代人が抱える生きづらさの背景には、ある共通の原因があるのだ。本書は、境界性、自己愛性、演技性、反社会性、回避性など、パーソナリティ障害の10タイプそれぞれについて、克服や援助の際にポイントとなる点を具体的に記す。精神医学的な観点から書かれた生き方術の本。

目次

第1部 パーソナリティ障害の本質(パーソナリティ障害とは何か;パーソナリティ障害はなぜ生まれるのか)
第2部 パーソナリティ障害のタイプと対処(愛を貪る人々―境界性パーソナリティ障害;賞賛だけがほしい人々―自己愛性パーソナリティ障害;主人公を演じる人々―演技性パーソナリティ障害;悪を生き甲斐にする人々―反社会性パーソナリティ障害 ほか)

著者等紹介

岡田尊司[オカダタカシ]
1960年、香川県生まれ。精神科医。医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事。現在、京都医療少年院勤務。パーソナリティ障害治療の最前線に立つ臨床家の一人である。著書に『人格障害の時代』(平凡社新書)。また、心のエクササイズのため、小笠原慧のペンネームで小説を執筆。第20回横溝正史賞を受賞した『DZ』、『手のひらの蝶』(ともに角川書店)などの作品がある
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感想・レビュー

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kei302

49
「自己愛性パーソナリティー障害」の章を興味深く読んだ。生きづらさを抱えた人は苦しいのだ、少し前の私もそう思ってました。そうではない場合もある。当人は案外困っていなくて、関わった周囲の人が不快な気持ちにさせられ、集団内がギクシャクトゲトゲ。性格が悪いとか、傲慢とかを超えた存在のあの人は「自己愛性パーソナリティー障害」なんだと納得。もやもやが解決してスッキリです。2022/11/08

ヒロミ

38
あまりにもパーソナリティ障害の人と出くわす機会が多いので「自分にも障害とは言わないまでもその傾向があるのかもしれない」と思い読んでみた。岡田尊司さんの本が好きなためかおもしろく読めた。語り口も平易でいい。おもしろいとは不謹慎かもしれないが、人間とは千差万別な生き物だと改めてその個性について考えさせられた。私には境界性の傾向があることは確かだと思うが何とか折り合いをつけて弱くとも生きて行きたい。しかしこの10年でパーソナリティ障害の研究は進んだと思う。少しでも苦しむ人達が救われる世の中になればいいな。2015/08/07

有機物ちゃん

28
パーソナリティ障害の10タイプを事例を元に説明された本。思考パターンや背景、接し方などもあり、この視点を持ってないと素人は対処を誤り、問題を拗らせて大事故になりかねないな。読んでよかった。ASDとの違いも記されていたが、失調型とシゾイド型は疾患に至る背景もないようだし主治医によっては発達障害と診断される事もあるだろうなと思った。最後のチェックシートは失調型・回避型がばっちりあてはまる私はADHDだ。専門家であっても判断が難しい分野なんだろうな。2023/05/15

Tadashi_N

28
パーソナリティ障害は、思ったより範囲が広い。自分自身との付き合い方のヒントになるかも?2020/05/25

SOHSA

26
《購入本》業務との関連性から数年振りの再読。判断の難しいパーソナリティ障害をわかりやすく分類し、各特徴点を明示してくれている。読後、改めて自らに重ね合わせてみると多かれ少なかれ該当する箇所があることに気づく。つまりはひとつの類型に区分されれば他の類型には属さないということではないことだ。人格とはそれほどに複雑で難しいということだろう。とは言え、パーソナリティ障害の人とどのように接していくべきか、その指針を本書は明瞭に読み手に示してくれている。文中で紹介されていた文献や映画作品なども新たな興味が湧いた。2023/04/14

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