出版社内容情報
工作船から海賊まで、驚きの海上問題をリポート。
日本の海に危険が忍び寄る!! 工作船、海上テロ、そして海賊…。日本沿岸から貿易の要衝・マラッカ海峡まで、驚きの海上問題をリポート。
漁船に扮し、ロケットランチャーや自動小銃で攻撃をしかける北朝鮮工作船。石油タンカーに全速力で突撃し、自爆する海上テロ。船員を置き去りにし、積荷を船ごと奪い取る海賊たち…。
▼経済危機、宗教対立、政治問題など、世界の混迷は海にも「ならず者」たちを暗躍させる。彼らは紛争や内戦で流通してしまった武器を手に入れ、テロ集団化している。偽装船で現われ、強力な武器で襲撃、多国間にわたって逃走、シンジケートや村ぐるみでの犯行など、その手口はますます巧妙・凶悪を極める…。
▼そして海からの脅威は、現実に日本にも迫っている。極東に浮かぶ平和な島国も、世界の混迷と繋がっているのだ。果たして、人々の生活を支える海に平和を取り戻すことができるのか。
▼本書は、海洋国家日本が直面している海上保安の実態をレポートする。国際協力に基づく海上保安体制をいかにして確立するか。日本、そしてアジアの海に目を向け、忍び寄る恐怖に立ち向かう。
[第1部]日本を取り巻く海の犯罪
●海を越えてくる恐怖
●北朝鮮工作船事件
●乗上放置外国船
●密航船―海からの侵入者
[第2部]アジア海賊事情
●21世紀に生きる海賊
●現代海賊の変遷
●マラッカ海峡波高し
●日本の生命線「マラッカ海峡」
[第3部]海の安全を守るために
●海上テロとの戦い
●日本の海上保安庁の対策
●各国の沿岸警備体制
内容説明
漁船に扮し、ロケットランチャーで攻撃をしかける北朝鮮工作船。石油タンカーに突撃・自爆する海上テロ。積荷を船ごと奪い去る海賊たち…。経済危機、宗教対立、政治問題など、世界の混迷は海にも「ならず者」を暗躍させている。偽装船で現われ、強力な武器で襲撃、多国間にわたり逃走、シンジケートや村ぐるみでの犯行など、その手口はますます巧妙・凶悪を極める。人々の生活を支える海に平和を取り戻せるのか。海洋国家日本が直面する海上保安の実態をレポート。海から忍び寄る恐怖に立ち向かう。
目次
第1部 日本を取り巻く海の犯罪(海を越えてくる恐怖;北朝鮮工作船事件;乗上放置外国船;密航船―海からの侵入者)
第2部 アジア海賊事情(二十一世紀に生きる海賊;現代海賊の変遷;マラッカ海峡波高し;日本の生命線「マラッカ海峡」)
第3部 海の安全を守るために(海上テロとの戦い;日本の海上保安庁の対策;各国の沿岸警備体制)
著者等紹介
山田吉彦[ヤマダヨシヒコ]
1962年、千葉県生まれ。学習院大学経済学部卒業後、金融機関勤務などを経て、1991年より日本財団(日本船舶振興会)に勤務。現在、海洋船舶部長。大分県産業科学技術センター客員研究員。日本を取り巻く海にかかわるさまざまな問題に取り組む。日本の海上保安体制、マラッカ海峡の航行安全対策、現代海賊問題などに詳しい。2003年、多摩大学大学院経営情報学研究科修士課程修了。著作に「海賊、マラッカの風の中で」(1999年、第3回海洋文学大賞佳作入選)などがある
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