出版社内容情報
激動の時代に立ち向かう心の姿勢を説く。
戦争・不況・世情不安。安心して生きられる時代ではない。現代に立ち向かうためにどう腹を据えておくかを、戦闘的作家が説く。
戦争、不況、世情不安……私たちが生きている現代文明社会は、率直に言って、いままでの思考では生き抜けない状況に落ち込んでしまった。個々人として、また、組織体として、どのようにこの状況に対処していったらよいのか。本書では、過去に数多の戦場をくぐりぬけてきた戦闘的作家が、現代を極限状況に見立て、サバイバル思考を伝授する。著者によれば、極限状況においては、「割り切って考えられるものほど強い」ということになる。優柔不断であるほど、ダメである。シンプルかつフランクに考え、着実に実行に移すものこそが、勝利をつかむのだ。要は、「自分にとって価値あるものを追求せよ!」、「自分にとって意味なきものは捨て去れ!」ということ。萎縮する人々への叱咤激励である。
●第1章 歴史の話
●第2章 ビジネスの話
●第3章 軍事の話
●第4章 スポーツの話
●第5章 旅の話
内容説明
国も企業も個人も、優柔不断ではサバイバルできない時代だ。独自の行き方を持てない者は、消え去るのみ。誰もが迷う時代を堂々と生き抜くための知恵が満載。
目次
第1章 歴史の話(文明の衝突を恐れるな;国連の賞味期限は切れた ほか)
第2章 ビジネスの話(常識だけで難局は切り抜けられない;中国を信用するな ほか)
第3章 軍事の話(戦時国際法を知らないマスメディア;アラブの民族性を読み違えた専門家 ほか)
第4章 スポーツの話(オリンピックなど止めてしまえ;TVゲームなど糞喰らえ ほか)
第5章 旅の話(シラクサへの旅;奇妙なサラワク王国 ほか)
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
1942年、愛知県生まれ。1965年、慶応義塾大学法学部政治学科卒。在学中より、コンゴ動乱やアルジェリア戦争に参加。1970年代初頭よりアメリカ特殊部隊に加わり、ラオス内戦に従軍する。1986年より作家活動に入る
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