MATEKI 魔的―Magical Words behind me

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569628707
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0095

出版社内容情報

森ファン待望の初の詩集。

森ファン待望の初の詩集。書き下ろしの詩と写真で綴る、鋭くも優しい言葉の数々。言葉の魔術に心が溶けてゆく。今、言葉がある理由。

『すべてがFになる』でデビュー以来、その本格的なトリックと自我への探求を模索する鋭い文章表現で、ベストセラーミステリー作家の地位を確固たるものにしている著者。

▼本書は、ファン待望の初の詩集である。

▼詩の表題を挙げると◎夢を知っている◎連れていってほしい◎冒険者◎走るために生まれてきた◎ロケットに乗ってやってきた◎僕の額を見ろ◎とにかくここを出よう◎朽ちてなお◎人間が恐いのは何故◎望みを捨てて戦おう等々。

▼著者は、ミステリー作家デビュー前から、詩を書いていたが、本書では発刊にあたり、改めて書き下ろした作品である。

▼その思考から紡ぎだされた言葉の数々は、読者を優しく包み込み、ときには、届かなかった心の奥底に眠っていた感情に気づかせてくれる。また、全篇において撮り下ろされた著者撮影の写真は、もう一人の自分に気づかせてくれる効果を発揮している。

▼森ファンはもちろんであるが、読めば言葉の魔術に心が溶けてゆく本。

●いつでもハイウェイがある 
●コーヒーメーカーの分解能 
●私的詩的素敵 
●ここにいよう 
●雪が降る夜は 
●原石を拾ったのに 
●時計の音 
●大人しい僕 
●拒絶 
●離れていく 
●ハウリングする思考 ほか

内容説明

待望の初詩集。

目次

いつでもハイウェイがある
コーヒーメーカ分解能
私的詩的素敵
ここにいよう
雪が降る夜は
原石を拾ったのに
時計の音
大人しい僕
拒絶
離れていく〔ほか〕

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
1957年、愛知県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bura

34
読友さんのオススメで。森博嗣の2003年の詩集。 森博嗣の感性が不思議な言葉の遊びを創り出していた。 ひょっとすると今までの作品のタイトルも詩の一部では なかったのかと妄想する。写真が作者のプライベートな 領域を撮影していて興味深い。そしてページごとの デザインの美しさがとても良かった。小説の感性がそのまま 味わえた一冊でした。2020/01/26

めり

20
小説に出てきた言葉を読む度に堪らなくなる。森博嗣の詩的表現に心を奪われ、言葉遊びに楽しませてもらい、いつもいろんなことを考えさせられる。いつまでもそこに触れていたくて私はこの作家を読んでるんだろうなと思う。たまらなく素敵で魅力的、切なくて儚い。そして苦しくて涙が溢れ出る。自分の中に入り込んでくるその言葉に震える。きっとこれから何回も繰り返し読む作品。一つ一つゆっくりと。その問いかけを理解し答えたい。いつか近づけたらなと思う。2016/06/24

ソラ

13
商品説明 どこかファンタジー風、少しシニカルな作風で、ミステリー界に新風を吹き込んだ著者の初めての詩集。駄洒落かワープロ変換遊びのような言葉遊びから、いつの間にか不思議な“魔的”空間に迷い込む。著者自身が撮影した写真も不思議世界に彩りを添えている。 2010/04/15

tokkun1002

11
2003年。詩集。写真と詩。アート。2017/07/25

bfish

6
理系とか哲学とか言われる森さんが、どんな詩を書くのか興味があり手に取りました。森さんらしい言葉だけど、わりと悲観的なんだね、あとは最後の一文が問いかけで終わるものが多く、問いかけられたこちらが考えさせられた。詩集というのは慣れていないせいか、一気に読むべきか、毎日一つずつ読むべきなのか掴めない。繰り返して読むことに意味があるのかもしれないな。2014/01/25

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