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天気で読む日本地図―各地に伝わる風・雲・雨の言い伝え

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569627359
  • NDC分類 451.91
  • Cコード C0225

出版社内容情報

日本全国に存在する天気にまつわる伝承を紹介。

「東風が吹くと雨」「遠くの山が見えたら雨」など日本全国に存在する、天気にまつわる民間伝承を紹介。天気と日本人の関係が明らかに。

「お寺の鐘がよく聞こえると雨」「秋空の稲妻は明日も晴れ」「富士山がすっきり見えると雨」――。日本人は風・雲の動き、山や太陽の見え方などから天候を予測する「観天望気」を行ってきた。

▼本書では、全国津々浦々を歩き、各地の天気にまつわることわざ・言い伝えを丹念に拾い集める。

▼函館山シタギつければ気いつけれ(北海道)/井戸水が濁ると津波が来る(岩手)/飛行機雲がでっと、雨が近ぇ(千葉)/星が瞬くと風が吹く(東京)/海上に砂浮けば大風あり(神奈川)/蜃気楼が出た後は雨(富山)/ヘビが木に登ると雨(岐阜・香川)/梅の花が下を向いて咲く年は大雨(大阪)/春の夕焼け蓑着て待て。秋の夕焼け鎌研いで待て(広島)/朝日が妙に赤いのは雨の兆し(佐賀)

▼「春一番」「東尋坊」という風の由来、海賊・松浦党や現代のサーファーの観天望気など、その土地ならではの伝承・エピソードが満載! 五感を使って見事に当たる、日本古来の天気予報。

[第1部]各地に残る日和見のはなし 
●水軍・松浦党の流れをくむ天気見様 
●大分県姫島村・大海鯛二郎さんの観天望気 
●壱岐が「春一番」の発祥の地だった? 
●伊勢・志摩にやってくる伊吹オロシ 
●北海道・青森、津軽海峡を狭んだ空模様 
●北陸・富山湾の天気は山で読む 
●湘南のサーファーたちが活かす観天望気 
[第2部]風の名前、雲の名前 
●風の名前 
●雲の名前 
●雨の名前 
[第3部]事象別・各地に伝わる観天望気の言い伝え

内容説明

日本人は風・雲の動き、山や太陽の見え方などから天候を予測する「観天望気」を行ってきた。「お寺の鐘がよく聞こえると雨」「秋空の稲妻は明日も晴れ」「富士山がすっきり見えると雨」―。本書では、全国津々浦々を歩き、各地の天気にまつわることわざ・言い伝えを丹念に拾い集める。「春一番」「東尋坊」という風の由来、海賊・松浦党や現代のサーファーの観天望気など、その土地ならではの伝承・エピソードが満載!天気図に頼らなくても、五感を使って見事に当たる、日本古来の天気予報。

目次

第1部 各地に残る日和見のはなし(水軍・松浦党の流れをくむ天気見様;大分県姫島村・大海鯛二郎さんの観天望気;壱岐が「春一番」の発祥の地だった?;伊勢・志摩にやってくる伊吹オロシ;北海道・青森、津軽海峡を狭んだ空模様;北陸・富山湾の天気は山で読む;湘南のサーファーたちが活かす観天望気)
第2部 風の名前、雲の名前(風の名前;雲の名前;雨の名前)
第3部 事象別・各地に伝わる観天望気の言い伝え

著者等紹介

山田吉彦[ヤマダヨシヒコ]
1962年、千葉県生まれ。学習院大学経済学部卒業後、金融機関勤務などを経て、1991年より日本財団(日本船舶振興会)に勤務。現在、海洋船舶部国内事業課長。大分県産業科学技術センター客員研究員。日本を取り巻く海にかかわるさまざまな問題に取り組む。日本の海上保安体制、マラッカ海峡の航行安全対策、現代海賊問題などに詳しい。2003年、多摩大学大学院経営情報学研究科修士課程修了。著作に「海賊、マラッカの風の中で」(1999年、第3回海洋文学大賞)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

氷柱

4
528作目。10月15日から。主に風の話。風の呼び方でその地域独特の環境を読み解くことができるというのが主な筋。アラスカでは雪の呼び方が細かく分かれているのと同じように、海に関係する土地にはその土地独自の風の呼び名がある。具体例のオンパレードが終始続くのでとっつきにくさはあるものの、その情報の収集量の凄まじさには目を見張るものがある。興味深いのは同音同句なのにも関わらずその意味が異なる場合があるという点と、隣り合う地区なのに吹く風が異なるために重要視する風も異なってくるという点だ。2019/10/19

phmchb

3
( ..)φメモメモ『津軽海峡の天気のことわざ』津軽海峡海難防止協会/『風位考資料』柳田國男(1935)・『風位考』柳田國男/『風の事典』関口武氏(1985)/『雲形と天気』関東小型船安全協会2019/03/11

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