出版社内容情報
日本全国に存在する天気にまつわる伝承を紹介。
「東風が吹くと雨」「遠くの山が見えたら雨」など日本全国に存在する、天気にまつわる民間伝承を紹介。天気と日本人の関係が明らかに。
「お寺の鐘がよく聞こえると雨」「秋空の稲妻は明日も晴れ」「富士山がすっきり見えると雨」――。日本人は風・雲の動き、山や太陽の見え方などから天候を予測する「観天望気」を行ってきた。
▼本書では、全国津々浦々を歩き、各地の天気にまつわることわざ・言い伝えを丹念に拾い集める。
▼函館山シタギつければ気いつけれ(北海道)/井戸水が濁ると津波が来る(岩手)/飛行機雲がでっと、雨が近ぇ(千葉)/星が瞬くと風が吹く(東京)/海上に砂浮けば大風あり(神奈川)/蜃気楼が出た後は雨(富山)/ヘビが木に登ると雨(岐阜・香川)/梅の花が下を向いて咲く年は大雨(大阪)/春の夕焼け蓑着て待て。秋の夕焼け鎌研いで待て(広島)/朝日が妙に赤いのは雨の兆し(佐賀)
▼「春一番」「東尋坊」という風の由来、海賊・松浦党や現代のサーファーの観天望気など、その土地ならではの伝承・エピソードが満載! 五感を使って見事に当たる、日本古来の天気予報。
[第1部]各地に残る日和見のはなし
●水軍・松浦党の流れをくむ天気見様
●大分県姫島村・大海鯛二郎さんの観天望気
●壱岐が「春一番」の発祥の地だった?
●伊勢・志摩にやってくる伊吹オロシ
●北海道・青森、津軽海峡を狭んだ空模様
●北陸・富山湾の天気は山で読む
●湘南のサーファーたちが活かす観天望気
[第2部]風の名前、雲の名前
●風の名前
●雲の名前
●雨の名前
[第3部]事象別・各地に伝わる観天望気の言い伝え
内容説明
日本人は風・雲の動き、山や太陽の見え方などから天候を予測する「観天望気」を行ってきた。「お寺の鐘がよく聞こえると雨」「秋空の稲妻は明日も晴れ」「富士山がすっきり見えると雨」―。本書では、全国津々浦々を歩き、各地の天気にまつわることわざ・言い伝えを丹念に拾い集める。「春一番」「東尋坊」という風の由来、海賊・松浦党や現代のサーファーの観天望気など、その土地ならではの伝承・エピソードが満載!天気図に頼らなくても、五感を使って見事に当たる、日本古来の天気予報。
目次
第1部 各地に残る日和見のはなし(水軍・松浦党の流れをくむ天気見様;大分県姫島村・大海鯛二郎さんの観天望気;壱岐が「春一番」の発祥の地だった?;伊勢・志摩にやってくる伊吹オロシ;北海道・青森、津軽海峡を狭んだ空模様;北陸・富山湾の天気は山で読む;湘南のサーファーたちが活かす観天望気)
第2部 風の名前、雲の名前(風の名前;雲の名前;雨の名前)
第3部 事象別・各地に伝わる観天望気の言い伝え
著者等紹介
山田吉彦[ヤマダヨシヒコ]
1962年、千葉県生まれ。学習院大学経済学部卒業後、金融機関勤務などを経て、1991年より日本財団(日本船舶振興会)に勤務。現在、海洋船舶部国内事業課長。大分県産業科学技術センター客員研究員。日本を取り巻く海にかかわるさまざまな問題に取り組む。日本の海上保安体制、マラッカ海峡の航行安全対策、現代海賊問題などに詳しい。2003年、多摩大学大学院経営情報学研究科修士課程修了。著作に「海賊、マラッカの風の中で」(1999年、第3回海洋文学大賞)などがある
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氷柱
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