PHP新書<br> おやじ論

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おやじ論

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569626802
  • NDC分類 361.64
  • Cコード C0295

出版社内容情報

その悲喜劇を舌鋒鋭く論考した、最強の中年論。

言い訳でも、自己弁護でもない。ふつう中年が書いた、悲しくも愉快な「おやじの真実」。痛いけど、なぜだか生きる勇気が湧く一冊。

滑稽、不潔、自分勝手……日本列島、口を開けば「おやじ」批判の大合唱。だが、全ての中年男が、愚劣な「おやじ」であるわけではない。風采があがらず、大した出世もできず、セクハラもせず、ただ毎日黙々と仕事をこなす。そんな惨めで哀愁漂う姿こそ中年の鑑ではないか。

▼本書では、「まぬけおやじ」群の生態を辛辣に描く一方、実直な「ふつう中年」にとっての「真実」を探り、がんばる彼らに静かなエールを贈る。体力減、離別、定年……不安が尽きない中年期の生き方を「ふつう中年」である著者が、真摯に考察。

▼(目次)一.世のなかを見てしまった者 二.中年はつらいよ――団塊の世代はアホか 三.「おやじ」を笑え――まぬけ中年群像 四.中年男に魅力などあってたまるか 五.これが中年の生きる道、か 付録 「おやじ本」二十三番勝負

▼話題作『まれに見るバカ』を凌ぐ笑いあり、『こういう男になりたい』にも負けない渋さも備えた、最強の「おやじ論」。

●第1章 世の中を見てしまった者 
●第2章 中年はつらいよ――団塊の世代はアホか 
●第3章 「おやじ」を笑え――まぬけ中年群像 
●第4章 中年男に魅力などあってたまるか 
●第5章 これが中年の生きる道、か

内容説明

滑稽、不潔、自分勝手…日本列島、口を開けば「おやじ」批判の大合唱。だが、全ての中年男が、愚劣な「おやじ」であるわけではない。風采があがらず、大した出世もせず、セクハラもせず、ただ毎日黙々と仕事をこなす。そんな哀愁漂う姿こそ中年の鑑ではないのか。本書では、「まぬけおやじ」群の生態を辛辣に描く一方、実直な「ふつう中年」にとっての「真実」を探り、がんばる彼らに静かなエールを贈る。体力減、離別、定年…不安が尽きない中年期の生き様を真摯に考察した、痛快「おやじ論」。

目次

第1章 世のなかを見てしまった者(中年期は下降する思春期である;世のなかとは大体こんなもんだ ほか)
第2章 中年はつらいよ―団塊の世代はアホか(「おやじ」という呼称で十把一絡げか;失業、定年、仕事をどう考えるか―「辞めてはいけない」「辞めてよかった」 ほか)
第3章 「おやじ」を笑え―まぬけ中年群像(「おやじ」を笑う前の注意書き;まぬけ中年の生態分類 ほか)
第4章 中年男に魅力などあってたまるか(『黄昏流星群』が身にしみる;「おとなの恋愛」批判 ほか)
第5章 これが中年の生きる道、か(人生の秋;定年後なにをするのか―「人生の楽園」? ほか)

著者等紹介

勢古浩爾[セココウジ]
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。現在、洋書輸入会社に勤務。1988年、第7回毎日21世紀賞受賞。「ふつうの人」の立脚点から「自分」が生きていくということの意味を問い、独自の思考を展開し続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅんぺい(笑)

0
勢古さんが中年について語った本。結局、しっかりとまじめに生きよ、とそれだけ伝われば著者の思いは遂げられるのでは、と思った。まじめに生きる、というのもすごく含みのある言葉やけど。何にせよ、私にはこのひとみたいな生き方はまだまだほど遠いからかっこいい、と思っている。2016/11/24

terry

0
勢古さんの本にしては、中高年のおやじについて真面目に語っている。真面目すぎて何だか、よくわからない。そんなに「おやじ」って問題なのか?2013/08/10

eihuji

0
部屋の片隅で埃を被っていた本書、ほぼ10年ぶりの再読。悪ノリの数歩手前で踏み止まったユーモアを交えた文体を再度味わいたくなり読み始めた。40半ばとなった現在、思い当たる内容がggg。くどい部分も多々あり。面白いことは面白いが、内容的にはラスト一頁を云う為の壮大な序論、とまでは流石に僕でも云ったりはしない。あと1~2冊著者の本があったよーな・・・探してみるか。(2012・11・6)2012/11/06

聡太郎

0
まだ五十代にはなっていないけれど、なんだか身につまされる。地に足のついた人生論。2011/07/06

おさむん

0
「論」という程のものでもない。作者が「おやじ」に関して言いたいことう言ってるだけ、の感じ。余り、共感できなかった。2018/12/07

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