出版社内容情報
日本経済百年を検証。知価社会への転換を探る。
日本はこのまま没落するのか。官僚文化で隆盛を極めた日本経済の百年を検証し、いかに新たな知価社会へと転換するかを探る。
八〇年代には世界一の繁栄を誇った日本が、今は長期不況と社会の劣化に苦悩している。日本はこのまま衰亡の道を辿るのか、再び隆盛を取り戻すことができるのか。
▼本書では、「今」を知り「未来」を探るため、まず日本の「過去」を検証する。近代百年で築き上げた官僚主導の文化を徹底解明し、それが生んだ「負の資産」をいかに克服するかに迫る。
▼現在の財政、金融、企業経営、教育水準などの問題の真因とは何か、それを根絶する具体策を提示。これまでの改革は、仕方(テクニック)の変更、仕掛け(システム)の改革、仕組み(ストラクチャー)の改造であった。体制(レジューム)を変え、生き方(体質)と考え方(気質)を改めるには何をどうすればよいのか。
▼日本が進むべきは、変化が激しく、予測不能な知恵の値打ち(知価)が経済成長と資本蓄積の主要な源泉となる社会である。ニューパラダイム派経済学の世界的先導者が、日本型知価社会への道を説く救国の書。
●序章 日本の没落
●第1章 近代日本のDNA――黒船から産業革命へ
●第2章 二十世紀前半の苦悶――模倣の限界から官僚統制へ
●第3章 「戦後」とは何か――新しい正義と古い体制
●第4章 邁進する日本経済――長い高度成長の時代
●第5章 最適工業社会の完成――ジャパン・アズ・ナンバーワン
●第6章 文明の転換点――日本と世界のすれ違い
●第7章 失われた十年――「バブル」とは何だったのか
●第8章 日本経済の今
●第9章 今、何をすべきか
●第10章 「日本知価社会」への道
内容説明
八〇年代には、世界一の繁栄を誇った日本が、今は、長期不況と社会の劣化に苦悩している。日本はこのまま衰亡の道を辿るのか?本書は、日本が近代百年で築き上げた官僚主導の文化を徹底解明し、それが生んだ「負の資産」をいかに克服するかに迫る。財政、金融、企業経営、教育水準などの問題の真因とは何か、それを根絶する具体策を提示。自由と創造のある社会をいかに創るか。ニューパラダイム派経済学の世界的先導者が、日本型知価社会への道を説く救国の書。
目次
序章 日本の没落
第1章 近代日本のDNA―黒船から産業革命へ
第2章 二十世紀前半の苦悶―模倣の限界から官僚統制へ
第3章 「戦後」とは何か―新しい正義と古い体制
第4章 邁進する日本経済―長い高度成長の時代
第5章 最適工業社会の完成―ジャパン・アズ・ナンバーワン
第6章 文明の転換点―日本と世界のすれ違い
第7章 失われた十年―「バブル」とは何だったのか
第8章 日本経済の今
第9章 今、何をすべきか
第10章 「日本知価社会」への道
著者等紹介
堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年大阪生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通産省(現経済産業省)に入る。日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。1978年通産省を退官、執筆・評論活動に入る。1998年7月より2000年12月まで経済企画庁長官を務め、現在、内閣特別顧問
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