出版社内容情報
法律遵守の意識を高め、不祥事を未然に防ぐ。
不祥事を未然に防ぎ、社内にコンプライアンス(法律遵守)の意識を浸透させる方法を、みずほ、雪印など最近の事件を踏まえ解説。
雪印、みずほ、エンロンから、最近の日本ハム問題まで、企業の不祥事が跡を絶たない。しかしその代償は、長年築き上げたブランドの喪失、果ては会社の解体と、あまりにも大きい。
▼そんな中、注目が高まっている「コンプライアンス」とは、「法律遵守」と訳される。つまり、何が法に触れ、どんなリスクがあるのかを明確にすることで、トラブルを未然に防ぐという、「リーガルリスクマネジメント」の考え方である。
▼本書は、企業法務の第一線で活躍する著者が、雪印やエンロンなどさまざまな事例をケーススタディとして用いながら、「コンプライアンス」の基本をわかりやすく解説する。そして、それらをどう社内に浸透させていくべきかまでを説く。脱税や談合、粉飾決算といったものから、近年注目度が高まっている知的財産権保護、海外から訴えられた場合の問題まで、幅広い問題を扱っている。
▼経営者、管理職はもちろん、一般の社員も必読の一冊。
●第1章 「コンプライアンス経営」とはどういうものか
●第2章 公私混同を厳しくチェック
●第3章 安全・適切な商品提供、十分な説明が必要な時代
●第4章 不正競争を厳しく取り締まる時代へ
●第5章 知的財産権保護強化の流れにどう対応するか
●第6章 新しい労使関係の構築に向けたコンプライアンス経営
●第7章 税法関連コンプライアンス
●第8章 いまどき粉飾決算で得なことは何もない
●第9章 企業倫理コンプライアンス
●第10章 情報管理コンプライアンス
●第11章 グローバルな視野でコンプライアンスを考える
●第12章 コンプライアンス経営のための弁護士活用
●終章 コンプライアンス経営は21世紀日本の常識になるか
内容説明
本書は、手軽でコンパクトなコンプライアンス入門書として、各章に「Q&A方式」を織り込んで、多くの人々がコンプライアンスについて、なんとなく誤解していることを中心に解説する。
目次
「コンプライアンス経営」とはどういうものか
公私混同を厳しくチェック
安全・適切な商品提供、十分な説明が必要な時代
不正競争を厳しく取り締まる時代へ
知的財産権保護強化の流れにどう対応するか
新しい労使関係の構築に向けたコンプライアンス経営
税法関連コンプライアンス
いまどき粉飾決算で得なことは何もない
企業倫理コンプライアンス
情報管理コンプライアンス
グローバルな視野でコンプライアンスを考える
コンプライアンス経営のための弁護士活用
コンプライアンス経営は二一世紀日本の常識になるか
著者等紹介
浜辺陽一郎[ハマベヨウイチロウ]
弁護士。1961年生まれ。1984年司法試験合格。1985年慶応義塾大学法学部卒業。1987年弁護士登録(第二東京弁護士会)。1991年にアメリカへ留学し、インディアナ大学ロースクールを経て、シカゴの法律事務所に勤務。ニューヨーク州弁護士資格取得。1995年に帰国し、現在、浜田松本法律事務所パートナー。多数の企業法務等に携わる
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