出版社内容情報
PHP新書『社会的ひきこもり』の実践編。
百万人いるともいわれ治療へのニーズも増えてきた「ひきこもり」に、親や周囲はどう対応したらよいか、Q&Aで具体的にアドバイスする。
一説に百万人いるといわれる「ひきこもり」。PHP新書『社会的ひきこもり』でこの問題を社会に認知させ、「ひきこもり」治療の第一人者として注目される精神科医の著者が、当事者およびその家族を読者対象に、ひきこもりからの脱出・救出方法をQ&Aで詳しく、具体的に解説する。
▼著者は「はじめに」で、「極端な話、この本の情報さえあれば、専門家抜きでもひきこもりから抜け出すことが可能になる、というくらいの実用性を持たせたい」と宣言する。数多くの事例を診ている著者のアドバイスはじつに的確で、いますぐにも実行できることがたくさんある。しかし、われわれが思いも寄らぬ指摘もあり、ひきこもり対応の難しさを感じさせられる。
▼付録として厚生労働省が発表したひきこもりに対処するガイドラインや、精神保健福祉センター一覧も載っており、使える一冊となっている。
▼本書は「ひきこもり」で悩むすべての親に贈る明日への処方箋である。
内容説明
読者対象を当事者、あるいは関係者に絞り込み、実用性を重視。「ひきこもり」で悩むすべての親に贈る、明日への処方箋。
目次
「ひきこもり」は一二〇万人
なぜひきこもるのか
不登校は「ひきこもり」の前兆か
治療を受ける目安とは
治療者の選び方
「ひきこもり」の治療とは
他の病気も視野に入れて
治療にあたっての親の覚悟
はじめは親の通院から
コミュニケーションのとり方〔ほか〕
著者等紹介
斎藤環[サイトウタマキ]
1961年、岩手県生まれ。筑波大学医学専門学群卒業。医学博士。現在、爽風会佐々木病院(千葉県船橋市)精神科医長(診療部長)。また、青少年健康センター(東京都文京区)で「実践的ひきこもり講座」ならびに「ひきこもり家族会」を主宰。専門は思春期・青年期の精神病理、および病跡学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もちもちかめ
Megumi Odajima
Ken39
ユープケッチャ
akagiteaching