戦争が嫌いな人のための戦争学

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569620602
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0030

出版社内容情報

世の中には、戦争を起こさないための戦略的思考もある。名著『人間はなぜ戦争をするのか』の著者が説く、戦争嫌いな人のための戦争論。

戦争、紛争、摩擦はなぜ起こるのか。国家とは何か。他国の領土・領海に侵入したり、条約や契約を平気で破る自称「国家」がひしめく国際社会において、われわれ日本人はいかなる戦略を構築すればよいのか。

▼日本の多くのマスコミ、知識人は、「国家は戦争の元凶」と考えて、その行動をチェックすることに血道を上げてきた。だが、それに専念するあまり、国家の任務を見ずに武器の保有と使用ばかりをチェックしてきたのは間違いであったことに、多くの日本人は気づき始めている。そのことは、海上保安庁の巡視船が不審船を追跡して撃沈した際の世論の反応からもうかがえる。

▼「戦争=悪、平和=善」という単純な二元論を超えて、実は、戦争を設計したほうが、かえって戦争が減る。戦争設計の中心は、自国の利益、国益である。各国がエゴを丸出しにすれば、相手の国益がハッキリし、相手の出方が見えてくる――。世界から戦争をなくすための日本発・戦争設計学。

●第1章 こうすれば国家が造れる 
●第2章 「好戦的な民族」と「平和的な民族」 
●第3章 「戦争」と「平和」は表裏一体

目次

第1章 こうすれば国家が造れる(インターネットで国造り;国家は人間に必要不可欠なもの;八重山共和国誕生物語 ほか)
第2章 「好戦的な民族」と「平和的な民族」(前頭葉の犯す過ち;戦争をしない人たちは奥地へと追いやられた;アングロ・サクソンは好戦的な民族 ほか)
第3章 「戦争」と「平和」は表裏一体(エゴを丸出しにすれば戦争が減る;小牧・長久手の戦いに見る、大政治家同士の駆け引き;戦国時代を終焉させた「戦争設計学」 ほか)

著者等紹介

日下公人[クサカキミンド]
昭和5年兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本長期信用銀行入行。同行取締役を経て、現在、(社)ソフト化経済センター理事長、東京財団会長、三谷産業(株)監査役
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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芸術家くーまん843

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「戦争が嫌いな人のための戦争学」日下 公人、PHP研究所最近、中国は沖縄の領有権まで主張しはじめているようですが、2002年発行のこの本では、10年後に中国は戦争をする、と予言しています。その理由は、若者が増えるから。若者が増えたとき、そのエネルギーを放出する捌け口があれば、いいのです。日本の場合は、若者が増えたとき、高度経済成長を捌け口にしました。中国は、何を捌け口にするのでしょうか。・15歳から25歳の若者が全人口に占める比率が15%を超えると、その国は戦争をするのである。・・・ 現在、それはどこの国2013/05/23

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