出版社内容情報
ディベートの第一人者が論理力鍛錬法を伝授。
いまビジネスマンの必須能力は論理力。長年ディベートを通じた教育を実践してきた著者が、論理的な考え方ができるようになる方法を説く。
いまビジネスマンの間では「論理的思考」が大はやりである。そのテキストとして、大学の論理学の講義に毛のはえたような本がたくさん出ているが、はたして役立つか疑問だ。ビジネスの現場はすべてが応用問題。机上の論理学ではとても太刀打ちできない。
▼本書は20年以上ディベートの指導をしてきた著者が、その実践の中から生み出した論理力強化法である。
▼まず著者はいう。論理とは何よりも国家のためにあると。他の国から難クセをつけられて、堂々と反論できないようでは論理を学ぶ意義などないではないかと。ところが、他国による論理のすり替えや捏造、詭弁を見破れず、言いなりになっているのが日本の実状である。いまこそ真の論理力養成が望まれる所以である。
▼そこで著者が強く推奨するのがディベートによる論理訓練。スピーチのための朗読訓練、全肯定・全否定に立つ訓練、作文訓練、事例研究など、実戦力を養うための恰好の教科書といえよう。
[第1部]理路編
●第1章 戦争は人間を論理的にする
●第2章 <事例研究・アメリカテロ事件1>有名人のお粗末な論理力
●第3章 <事例研究・アメリカテロ事件2>新聞投書にみる日本人の論理力
●第4章 論理のごまかしを見破る技術を身につける
[第2部]実践技術編
●第5章 言語力は論理力である
●第6章 あいまいなコトバが論理力を妨げる
●第7章 コトバの定義が論理力を高める
●第8章 言語訓練で歯切れを良くせよ
●第9章 ディベート式論理力育成法
●第10章 全肯定か全否定の発想をもつ
内容説明
本書は論理力を育成する理論と技術について書いたものである。
目次
プロローグ 論理力とは何か
第1部 理論編(戦争は人間を論理的にする;事例研究・アメリカテロ事件;論理のごまかしを見破る技術を身につける)
第2部 実践技術編(言語力は論理力である;あいまいなコトバが論理力を妨げる;コトバの定義が論理力を高める;音読訓練で歯切れを良くせよ;ディベート式論理力育成法;全肯定か全否定の発想をもつ)
エピローグ
著者等紹介
北岡俊明[キタオカトシアキ]
昭和18年徳島市生まれ。大阪市立大学経済学部卒業。シンクタンク主任研究員を経て、現在、経営評論家、経営コンサルタントとして活躍中。(株)サイバーシンクタンク・ドットコム代表取締役、日本ディベート研究協会会長、亜細亜大学講師。専門は、経営・マーケティング戦略、ディベート方法論。方法論としてのディベートの権威。「ディベート大学」主宰
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