岡崎久彦の情報戦略のすべて

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569620237
  • NDC分類 319
  • Cコード C0030

出版社内容情報

情報戦略論の第一人者が説く日本外交の進路。

わが国きっての戦略家が語った過去20年にわたる「情報戦略論」のエッセンスを一冊に凝縮。卓越した歴史認識で日本の進路を説く。

外務省で分析課長、調査課長、そして初代の情報調査局長を務め、20年以上CIAをはじめ世界各国の情報機関と接触してきた異色の経歴をもつ、わが国屈指の外交スペシャリストが書き表してきた名論文(「国家と情報」「情報重視戦略」「情勢判断とは何か」「歴史の教訓」など)を選りすぐって掲載したのが本書である。著者が長年の体験から導き出した情報分析の原則は一貫している。(1)希望的観測の排除(いかなる願望も気負いもこだわりも捨て、客観的事実認識にのみ徹する)、(2)専門家の意見の尊重(自分の情勢判断を必ず専門家にぶつけてその意見を聞いてみる)、(3)一寸先は闇(情勢判断はいかに長くても半年たったら同じものを使わない)、(4)歴史的ビジョン(擬似歴史観に惑わされないだけの見識を持つ)。以上の原則をもとに、ソ連のアフガン侵攻、ベルリンの壁崩壊、イラクのクウェート侵攻などを事前に予測した著者の「戦略的思考」のエッセンスを凝縮。

●序章 2002年の情報分析 
●第1章 国家と情報 
●第2章 アングロ・サクソン論再訪 
●第3章 情報重視戦略 
●第4章 情勢判断とは何か 
●第5章 陸奥宗光と日本の近代史 
●第6章 『ローマ帝国衰亡史』で読む中東 
●第7章 クーデターの政治学 
●第8章 歴史の教訓 
●第9章 「湾岸」から学ぶべきこと 
●第10章 自分の国を愛するということ 
●終章 「国家情報官」設置のすすめ

内容説明

戦略的思考のエッセンス、情勢判断の鉄則を一冊に凝縮。卓越した歴史認識と透徹した情報分析―わが国屈指の外交スペシャリストによる名論文を選りすぐって掲載した完全保存版。

目次

二〇〇二年の情報分析
国家と情報
アングロ・サクソン論再訪
情報重視戦略
情勢判断とは何か
陸奥宗光と日本の近代史
『ローマ帝国衰亡史』で読む中東
クーデターの政治学
歴史の教訓
「湾岸」から学ぶべきこと
自分の国を愛するということ
「国家情報官」設置のすすめ

著者等紹介

岡崎久彦[オカザキヒサヒコ]
1930年大連生まれ。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格し、外務省に入省。1955年ケンブリッジ大学経済学部学士及び修士。在米日本大使館、在大韓民国大使館などを経て、1984年初代情報調査局長に就任する。その後、駐サウジアラビア大使、駐タイ大使を歴任。現在は博報堂特別顧問、岡崎研究所所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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