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ニュースの職人―「真実」をどう伝えるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569618470
  • NDC分類 070.16
  • Cコード C0230

出版社内容情報

熱き経験が物語る血肉のジャーナリズム論。

事実無根の誤報から政治を変えたスクープまで。新聞・雑誌・TV……全ての現場に立った著者の熱き経験が語る、血肉のジャーナリズム論。

事件記者「落第」の新人時代、“夜討ち朝駆け”の特ダネ合戦、イラン・イラク戦争下の恐怖取材、「田中角栄村同棲報告」「“浜幸”外国脱出追撃密着取材」など政治の内実を暴いたスクープ、「雪崩報道を止めた“イエスの方舟”事件」、痛恨の誤報……山あり谷ありの記者生活を経て最後に見つけた自らの肩書。それが“ニュースの職人”。

▼会社ジャーナリズムの論理ではなく、自分の直感で何が「真実」かを判断する。ニュースを最高の形で提供する。情報の真贋を見極めるノウハウを伝える。報道のプロに必要なのは、こうした職人的作業と真実を追求する姿勢である。

▼著者は「桶川女子大生ストーカー殺人事件」など、一連のジャーナリスト活動が認められ本年度「日本記者クラブ賞」を受賞した。

▼新聞、雑誌、テレビ、インターネットと様々なメディアでニュースを発信してきた著者の熱き体験談を通して知る、“ニュースの職人”像。

▼中坊公平氏も推薦する一冊。

●第1章 事件記者「落第」 
●第2章 特ダネ合戦の日々 
●第3章 「密着さん」と呼ばれたアウトサイダー 
●第4章 一本の情報提供から“政治の内実”を暴く 
●第5章 イライラ戦争――戦場への“ご招待” 
●第6章 誤報にどう対処するか――「エイズのジャパゆきさんは2人いた!」 
●第8章 実験と検証・映像ジャーナリズムの挑戦 
●第9章 キャスター、ジャーナリストから“ニュースの職人”へ

内容説明

事件記者「落第」の新人時代、“夜討ち朝駆け”の特ダネ合戦、イラン・イラク戦争下の恐怖の取材、政治の内実を暴いたスクープ、痛恨の誤報…山あり谷ありの記者時代を経て最後に見つけた自らの肩書。それが、“ニュースの職人”。会社ジャーナリズムの論理ではなく、自分の直感で何が「真実」かを判断する。ニュースを最高の形で提供する。情報の真贋を見極めるノウハウを伝える。報道のプロに必要なのは、こうした職人的作業と「社会正義」を追求する姿勢である。汗と涙の体験談で知る、“ニュースの職人”像。

目次

第1章 事件記者「落第」
第2章 特ダネ合戦の日々
第3章 「密着さん」と呼ばれたアウトサイダー
第4章 一本の情報提供から“政治の内実”を暴く
第5章 雪崩報道を止めた「“イエスの方舟”事件」スクープ
第6章 イライラ戦争―戦場への“ご招待”
第7章 誤報にどう対処するか―「エイズのジャパゆきさんは2人いた!」
第8章 実験と検証・映像ジャーナリズムの挑戦
第9章 キャスター、ジャーナリストから“ニュースの職人”へ

著者等紹介

鳥越俊太郎[トリゴエシュンタロウ]
1940年福岡県生まれ。京都大学文学部卒業。毎日新聞大阪本社社会部、東京本社社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を経て、同社を退職後、1989年より『ザ・スクープ』、2000年より『スクープ21』、2001年10月より再び『ザ・スクープ』(テレビ朝日系列)のキャスターとして活躍。1999年に起きた「桶川ストーカー殺人事件」など、一連のジャーナリスト活動が認められ、2001年4月「日本記者クラブ賞」を受賞した。「ほぼ日刊イトイ新聞」にニュースコラムを連載中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

3
言っている事自体は正しかった、かな。2010/03/14

うりぼう

3
筑紫さんより、自己主張が強いかな。2009/04/07

D.Okada

2
高校入試が終わったときに読んだ本。当時はマスコミとかジャーナリズムに憧れていた時期だが、読んでみたところ、活動記録的なところが多々あって面白くはなかったが、参考にはなった。

ブラタン

1
エンディングノートとかぶる。ただ本書が60歳時に書かれただけあってまだエネルギーがある。エンディングノートはおじいちゃんの自慢話だもの。「ジャーナリストが憎まれるのはアウトサイダーだからだ。我々は愛されたいと思っていない」とメイヤーの言葉を引用しているが、今の著者はCMに出たり、講演会を受けたり、十分愛されようとしているでは?メディアの報道が同一方向へ走り出すスタンピード現象を問題視し「伝える仕事のみならず、付随する倫理すべてを総合してジャーナリズム」と言い放つ。そのとおり!ならば自身に説得力がなくては!2013/10/16

Mm;-)*

1
ただ物事を伝えるだけではないという報道の姿勢。どうやって人から情報を引き出すか。ジャーナリズムとは何か?を考えるきっかけになるのでは。2012/10/29

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