ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569616766
  • NDC分類 019
  • Cコード C0095

出版社内容情報

著者がどう読み、どう書くかを具体的に公開。

ひと月100冊の本を読み、300枚を執筆する著者の日常。そのノウハウとコツを具体的に公開する。写真満載、読み方・書き方の超決定版!

本書では、幅広い分野で評論活動を続けている著者が、実際にどう読み、どう書いているのか、その具体的なテクニックを公開します。より効率的に読むためにはどうすればいいのか? より文章が上達する「近道」とは? たとえば、より早く読むためには「目的」を明確にすることが不可欠です。むしろ事前の情報入手に時間をかけ、「立ち読み」で「あたり」をつけて買いましょう。メモを取りながら書くよりは、ページを折ってしまいます。より頭に残すためには、時間がかかっても「抜書き」をすることです。抜書きは文章上達にも非常に有効です(おそらく脳の生理に合っているのでしょう)。書きたい種類の文章を「コピー」し、分析して構造をつかみましょう。取材でメモを取るときは……、書くジャンルを効率よく広げるには……etc。全6章、全部で64項目。著者が実際に使っている手帳、資料ファイル、創作ノート、筆記具など、初公開の写真も満載しています。

[第1部]どう読むか 
●第1章 本の「効率的」な読み方 
●第2章 「抜書き」の多様なメリット 
●第3章 本以外の情報の集め方 
[第2部]どう書くか 
●第4章 情報整理から表現へ 
●第5章 文章上達の「近道」とは 
●第6章 より幅広く書くために

内容説明

いかにして、福田和也は、かくもたくさんの本を読み、たくさんの文章を書けるのか。その技術と秘訣をあまねく教える。

目次

第1部 どう読むか(本の「効率的」な読み方;「抜書き」の多様なメリット;本以外の情報の集め方)
第2部 どう書くか(情報整理から表現へ;文章上達の「近道」とは;より幅広く書くために)

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
昭和35年、東京に生まれる。慶応義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。現在、慶応義塾大学助教授。気鋭の評論家として文壇・論壇で活躍。『日本の家郷』(新潮社)で三島由紀夫賞、『甘美な人生』(新潮社)で平林たい子文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーちゃん

44
このサイトを知ってからは、以前にも増して読みたい本と実際読める本の数の差は開く一方。少しでもギャップを解消せんと読んでみる。ところが本書は冒頭いきなり「本を読む目的をはっきりさせる」とあって、これは違うなと。私の読書は純粋に娯楽で、それ以外のものを求めることはほとんどないので、思惑違いだったと思いながら読んだ。でも、知識を増やす、仕事に活かす、読書と並ぶ愉しみ「書く」ことにも、溢れ返る情報の取捨選択や活用に・・といろいろ使えそうと、再び興味が湧いた。/まずは先述の通り『目的を明確にして本を読む』→2014/07/06

ヨミナガラ

15
(小林秀雄の文章の構造について)“小林の場合はだいたい一貫して、「エピソード」→「情報」→「描写」という形で、進行に従い位相を変えていきます。/つまり最初は「エピソード」という形で、自分がどこかに行ったとか(中略)つぎに展開をする部分では、「情報」的に、故事や古典などを例示して議論を深め(中略)結末においては、その議論が行き着いたところで、きわめて印象的な光景なり何なりを「描写」して、読者に結論を委ねる、という仕掛けになっている”2014/04/30

kubottar

15
万年筆を使うとキーボードを叩いてる時とは違った思考が生まれる。そこは今まさに実感してます。万年筆を産まれて初めて使ってますが、書くことが楽しイ楽しい。能動的に活動できるキッカケを、こういったノウハウ本で見つけると宝探しで当たった感じがしていいですね。2014/03/13

kinkin

12
PCにもメモ機能はあるが、アイデアや大事なことをすぐに書けてすぐに見れてチェック出来ることはまだまだ手書きに軍配が上がると思う。2013/05/09

カザリ

11
再読。読み直したのは書くことについての章。書くについては、技術より認識にぐっとくる。以前に読んだときも、この認識というフレーズにどれだけ刺激を受けたことか。書くことに対する認識、つまり内容についての構造について、ソフトとハードに対する認識。これがヒントになっていまも練磨を続けらている。ノウハウについては、2001年刊行ということで古すぎるので、博覧強記になりたいのなら最新の本のほうがいいと思う。さすがに、精神論になっているところがあるとお見受けしました。。2015/12/06

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