笑顔と涙をありがとう―成田真由美・車椅子の金メダル奮戦記

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569615592
  • NDC分類 785.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

シドニーパラリンピックの競泳で6個の金メダルを獲得した成田真由美。周囲に元気と感動を与え続ける彼女のエネルギーの源泉を探る。

2000年、シドニーで高橋尚子以上の活躍を見せた女性アスリートがいる。成田真由美。シドニーパラリンピックで、六つの金メダルを獲得した車椅子のスイマーだ。パラリンピックとオリンピックとを同列に扱うことに、異議を唱える人もいるだろう。しかし、彼女は数多くの困難を乗り越え、心臓に爆弾を抱えながら、オリンピック代表選手並みのトレーニングを積んできた。そのプロセスと試合に臨む姿勢は、トップアスリートと変わらない。

▼本書の著者である島村俊治氏は、元NHKのスポーツアナウンサー。さわやかな語り口の実況で、多くのファンを持つ。数多くのトップアスリートを見てきた著者が、なぜ成田真由美に惹かれたのか――妻の死を乗り越えられずにいた著者が、成田真由美の「強い心がないと、障害者は生きていけませんから」というひと言に衝撃を受けたからだという。健常者であっても「強い心」が必要とされる時代に、勇気を与えてくれる一冊だ。

●プロローグ “強い心”がなくては…… 
●第1章 突然の病魔 
●第2章 水泳選手・成田真由美誕生 
●第3章 車椅子から世界を狙う 
●第4章 はじめてのパラリンピック 
●第5章 目標があるから、がんばれる 
●エピローグ 明日に向かって

内容説明

いつも周囲に「ひまわりのような笑顔」をふりまく車椅子のスイマーのパラリンピック秘話。

目次

プロローグ “強い心”がなくては…
第1章 突然の病魔―不思議な“運”を持った「まあちゃん」
第2章 水泳選手・成田真由美誕生―水が怖い子供からスイマーへ
第3章 車椅子から世界を狙う―コーチと手探りの「二人三脚」
第4章 はじめてのパラリンピック―ライバルとの出会い、そして希望・友情・感謝
第5章 目標があるから、がんばれる―出会いの縁でつかんだ、六つの「金メダル」
エピローグ 明日に向かって

著者等紹介

島村俊治[シマムラトシハル]
1941年、東京生まれ。64年3月、早稲田大学第一政経学部経済学科卒業。同年4月、NHK入局。鳥取、鹿児島、大阪、東京、広島の放送局勤務を経て、アナウンス部エグゼクティブアナウンサー、スポーツ報道センターを兼務。野球、ゴルフ、水泳競技、マラソン、陸上、バスケットボール、スピードスケートなど、約30種目の競技の実況を担当。オリンピックの実況は、モントリオール、ロサンゼルス、ソウル、アルベールビル、バルセロナ、リレハンメル、アトランタ、長野の夏5回、冬3回を担当する。金メダルの実況としては、ソウル・鈴木大地の男子100m背泳ぎ、バルセロナ・岩崎恭子の女子200m平泳ぎ、長野・清水宏保の男子スピードスケート500mがある。さわやかな実況、敗者の美しさとスポーツの感動を伝える達人としてファンも多い。2000年12月31日、NHKを退局。2001年1月1日より、フリーアナウンサー、WOWOWアナウンサー、スポーツジャーナリストとして、放送だけでなく、講演、執筆など、幅広い分野で活躍中。現在、「ニューヴォイス嶋村プロ」代表。著書に、『夢のオンエアー』(ベースボール・マガジン社)、『大逆転』(共著、ベースボール・マガジン社)、『勝者の条件』(ごま書房)がある
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