出版社内容情報
建築家・宮脇檀氏の名作椅子コレクションを通して、愛娘・宮脇彩氏が初めて明かす父の思い出、男の美学。美しいフォト&エッセイ集。
1998年、惜しまれつつこの世を去った人気住宅建築家・宮脇檀氏が、二十世紀名作椅子のコレクターだったことはつとに有名である。本書は、宮脇檀氏の長女で、氏のエッセイにもたびたび登場する愛娘、宮脇彩氏が、父親の遺した名作椅子コレクションを通して、在りし日の父との暮らしの思い出、その生き方に貫かれた男の美学を綴った鮮烈のデビューエッセイである。その文章は父親譲りの軽妙さを備え、ウィットに富み洒脱である。表題作、○父の椅子 ○男の椅子をはじめ、○お父さんの居場所 ○おしゃべりな食卓 ○ハンター父娘の本読み椅子 ○パリで椅子談義などから構成された23篇はどれも読み応え十分。また、代官山の宮脇邸で撮り下ろされたものをはじめとする60カットの美しいカラー写真およびイラストがアクセントとなり、読者の想像力をよりいっそう掻き立てる仕上がりになっている。宮脇檀ファンにも、名作椅子ファンにも楽しんでもらえる一冊である。
●父に椅子
●男の椅子
●カッコイイ哲学
●お父さんの居場所
●おしゃべりな食卓
●キッチン・スツールとスペシャリテ
●でれごろする、それがリビング
●あの日のチェスカチェアほか
内容説明
宮脇家にある椅子は、すべて違う椅子だと言ったら驚かれるでしょうか。父は、二十世紀名作椅子のコレクターだったのです…。それぞれの椅子にはそれぞれの味と役割があり、用途に応じて使い分ける父。日曜の昼下がり、ちょこっと座ってブラディー・メリー飲むならこれ、原稿書くならこれ、ゆっくり考えごとをするならこれ、というように…。愛娘が初めて明かす父の思い出男の美学。
目次
父の椅子
男の椅子
カッコイイ哲学
お父さんの居場所
おしゃべりな食卓
キッチン・スツールとスペシャリテ
でれごろする、それがリビング
あの日のチェスカチェア
母の小椅子と子供部屋
横顔の父〔ほか〕
著者等紹介
宮脇彩[ミヤワキサイ]
建築家・宮脇檀の長女として昭和43年に生まれる。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業。日本航空に勤務の後、結婚。現在はパリ在住
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感想・レビュー
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