父の椅子 男の椅子

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  • サイズ A5判/ページ数 158p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569615219
  • NDC分類 758
  • Cコード C0095

出版社内容情報

建築家・宮脇檀氏の名作椅子コレクションを通して、愛娘・宮脇彩氏が初めて明かす父の思い出、男の美学。美しいフォト&エッセイ集。

1998年、惜しまれつつこの世を去った人気住宅建築家・宮脇檀氏が、二十世紀名作椅子のコレクターだったことはつとに有名である。本書は、宮脇檀氏の長女で、氏のエッセイにもたびたび登場する愛娘、宮脇彩氏が、父親の遺した名作椅子コレクションを通して、在りし日の父との暮らしの思い出、その生き方に貫かれた男の美学を綴った鮮烈のデビューエッセイである。その文章は父親譲りの軽妙さを備え、ウィットに富み洒脱である。表題作、○父の椅子 ○男の椅子をはじめ、○お父さんの居場所 ○おしゃべりな食卓 ○ハンター父娘の本読み椅子 ○パリで椅子談義などから構成された23篇はどれも読み応え十分。また、代官山の宮脇邸で撮り下ろされたものをはじめとする60カットの美しいカラー写真およびイラストがアクセントとなり、読者の想像力をよりいっそう掻き立てる仕上がりになっている。宮脇檀ファンにも、名作椅子ファンにも楽しんでもらえる一冊である。

●父に椅子 
●男の椅子 
●カッコイイ哲学 
●お父さんの居場所 
●おしゃべりな食卓 
●キッチン・スツールとスペシャリテ 
●でれごろする、それがリビング 
●あの日のチェスカチェアほか

内容説明

宮脇家にある椅子は、すべて違う椅子だと言ったら驚かれるでしょうか。父は、二十世紀名作椅子のコレクターだったのです…。それぞれの椅子にはそれぞれの味と役割があり、用途に応じて使い分ける父。日曜の昼下がり、ちょこっと座ってブラディー・メリー飲むならこれ、原稿書くならこれ、ゆっくり考えごとをするならこれ、というように…。愛娘が初めて明かす父の思い出男の美学。

目次

父の椅子
男の椅子
カッコイイ哲学
お父さんの居場所
おしゃべりな食卓
キッチン・スツールとスペシャリテ
でれごろする、それがリビング
あの日のチェスカチェア
母の小椅子と子供部屋
横顔の父〔ほか〕

著者等紹介

宮脇彩[ミヤワキサイ]
建築家・宮脇檀の長女として昭和43年に生まれる。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業。日本航空に勤務の後、結婚。現在はパリ在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

野のこ

18
私は高校時代に父の影響でデザイン椅子にのめり込み、分厚い写真集とかをニヤニヤと眺めている変な女子高生でした。父がミニチュアチェアを集めていて宮脇檀さんの靴裏にも及びませんが、美的センスから子供の頃にりかちゃん人形を買ってもらえず、シルバニアファミリー(好きですが)だったので共感するところもあり嬉しかったです。名作椅子と自然と共存していた恵まれた環境にうっとり。そしてお父さまととても仲が良くて微笑ましかったです。スパニッシュオムレツが父の十八番なんてオシャレ。レモンクリームドレッシングのレシピ気になりました2017/05/12

at@n

1
ku:nelで著者の存在を知り、著名人の二世、三世のライター最右翼ではないかと思っていた。父親と仲がよすぎて不気味なくらいだが、離婚からの父子家庭だったのか。旅先で夜の商売の女性を見つけて一緒に喜ぶ父娘とか怖い。だが写真の宮脇壇はとてもハンサムで、おしゃれで料理も上手くて有名建築家とか魅力的な父親だったのだろうとは思う。2022/02/26

misui

1
椅子のコレクターであった父(宮脇壇)についての娘視線のエッセイ。名品でも眺めようと読み始めたら思いがけず良かった。家中に名作椅子がごろごろある環境というのが凄い。2015/12/30

さとうゆうや

0
建築家、宮脇壇の娘が父と過ごした思い出を綴った本書。日本を代表した名建築家であるとともに椅子のコレクターでもあった宮脇壇氏、父と過ごした思い出の中にはいつも印象深い椅子が側にあった。名作と言われる椅子と、それにまつわる父子のエピソードは読むものの心をつかみます。側において、時々開きたくなる一冊です。2015/01/11

Tetsuya Ogino

0
PHP出版繋がりで’宮脇檀の「いい家」の本 彩side’と云ってよろしいかと思う。いわゆる名作椅子に興味のある方は是非手に取って欲しい。これを読んだおかげでぼくはマレンコが欲しくてしょうがない。2013/10/10

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