心の復活―「新しい時代」の生き方・考え方

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569614434
  • NDC分類 369
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「経済の世紀」から「心の世紀」へ、21世紀の日本を脱皮させるには、どうすればよいのか。その仕組みづくりを考えていく一冊。

「経済の世紀」「科学技術の世紀」「戦争の世紀」――20世紀を形容する表現は少なくない。では、21世紀はどのような時代になるのだろうか? 著者は「心の世紀」と位置づけている。人類は「貨幣制度」を生み出すことで、労働をお金に変える仕組みをつくり、われわれの生活は豊かになった。しかし、一方でお金の万能さに目を奪われ、お金が何のためにあるのかを忘れる傾向が20世紀後半には顕著になってきた。しかし、お金は心の渇きを潤してはくれず、孤独をなぐさめてもくれない。そういうとき、人を包み、想いを満たしてくれるのは、お金ではなく人の心である。では、人に幸せをもたらすあたたかい心のふれあいの仕組みを、どのようにしてつくり出せばいいのか?

▼著者は現在、ふれあいボランティアを広める活動をやっているが、その活動を通じて考えた、「無償財」という新しい概念を使った、心豊かに生きるための仕組みが、本書には示されている。

●第1章 私たちを幸せにする三つの仕組み 
●第2章 「無償財」は人の心を活かす仕組み 
●第3章 高齢少子社会を幸せにする仕組み 
●第4章 「心」をいかにして育てるか 
●第5章 心豊かに生きる知恵

内容説明

「ふれあい」が幸福のキーワード。人はどのようにすれば充足感を得られるのか?「心の世紀」の新しい価値観で社会全体が幸せになる仕組みを探る。

目次

第1章 私たちを幸せにする三つの仕組み(三つの仕組みと人の幸せ;経済活動は人のどの欲求を満たすのか ほか)
第2章 「無償財」は人の心を活かす仕組み(なぜ「ただ」でする活動が大切なのか;「心」あってのボランティア ほか)
第3章 高齢少子社会を幸せにする仕組み(家族だけでは高齢者を支えられない;なぜ「混合型」の仕組みが日本に最適なのか ほか)
第4章 「心」をいかにして育てるか(おろそかにされてきた心の教育;どのようにして心の教育を行うか ほか)
第5章 心豊かに生きる知恵(心を復活させるための仕組みづくり;市民がつくるふれあい社会)

著者等紹介

堀田力[ホッタツトム]
1934年、京都府生まれ。58年、京都大学法学部卒業。61年、検事に任官。札幌、旭川、大津の各地検勤務を経て、65年に大阪地検特捜部検事としてタクシー汚職事件の端緒をつかむ。72年、在米日本大使館一等書記官となる。76年、東京地検特捜部検事となり、ロッキード事件でロッキード社コーチャン副社長の嘱託尋問にあたる。6年にわたって公判に専従し、田中角栄元首相らに対する論告、求刑を行う。83年以降、法務省刑事局総務課長、官房人事課長、甲府地検検事正、最高検察庁検事、法務大臣官房長を歴任する。91年、退官し、「さわやか法律事務所」「さわやか福祉推進センター」を設立。95年、「さわやか福祉推進センター」は「さわやか福祉財団」となる。2000年、オムロン顧問に就任。著書には、『堀田力の生きがい大国』(日本経済新聞社)、『壁を破って進め(上・下)』『これから人は何のために生きる』(ともに講談社)、『堀田力の「あきらめるな!ニッポン」』『堀田力の「おごるな上司!」』(ともに講談社文庫)、『人生・成熟へのヒント』(共著/PHP文庫)など多数ある
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