出版社内容情報
幻の路線の有効活用策を大胆に提言する一冊。
「札幌~東京間新幹線は約4時間で走行可能?」「大阪に新環状線?」など、建設途中の幻の路線の意外な有効活用策を大胆に提言する一冊。
2002年12月に東北新幹線が八戸まで延伸した。北海道新幹線もルートが決定し、2003年中の着工が見込まれている。数年前までこの北の大地を走る新幹線は計画はあったものの、着工の見込みが立たず幻の路線と見られていた。
▼北海道新幹線は実現に向けて動き出したものの、全国には未開業のまま放置されている鉄道の高架橋のような設備や用地は多く存在する。実はこれらは眠れる資源であり、活用する方法はまだまだある。そのままにしておくには惜しいものばかりなのだ。
▼本書は、北十勝線・白糠線、北海道・東北新幹線、上越新幹線、京王相模原線、小田急多摩線、佐久間線、南方貨物線、越美線、今福線、岩日北線、高千穂線・呼子線など、都市部から地方の路線まで、96年当時の現地取材をふまえ、高速車両や狭軌新幹線、カートレイン線などの著者独特の発想で、その活用策を提示したものである。
▼当文庫版には各地のその後の動向や現地の様子を増補!
●根室本線バイパスルート/北十勝線・白糠線
●北の大地の新幹線/北海道・東北新幹線
●首都圏の新幹線用地/上越新幹線新宿―大宮間
●輸送力増強への準備/西武鉄道飯能短絡線
●東京西郊の新線計画/京王相模線・小田急多摩線
●横浜の地下にある分岐駅/地下鉄関内線 ほか
内容説明
全国各地でみられる、未開業のまま放置されていた鉄道の高架橋などの設備や用地。実はこれらは眠れる資源であり、活用する方法はまだまだある。そのままにしておくには惜しいものばかりなのだ!本書は、着工が決まった北海道新幹線から、都市部や地方の幻の路線まで、現地取材をふまえ、高速車両・狭軌新幹線・カートレイン線など、著者独特の発想でその再生方策を提示する。
目次
根室本線バイパスルート/北十勝線・白糠線
北の大地の新幹線/北海道・東北新幹線
首都圏の新幹線用地/上越新幹線新宿‐大宮間
輸送力増強への準備/西武鉄道飯能短絡線
東京西郊の新線計画/京王相模原線、小田急多摩線
横浜の地下にある分岐駅/地下鉄関内駅
天竜川沿いを行く/佐久間線
名古屋市内の高架線/南方貨物線
豪雪地帯を貫くルート/越美線
高規格線構想の名残/山科駅の片町線直通準備〔ほか〕
著者等紹介
川島令三[カワシマリョウゾウ]
1950年(昭和25年)、兵庫県に生まれる。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て鉄道図書刊行会に勤務、『電気車の科学』を編集。現在鉄道アナリスト、鉄道友の会会員、全国鉄道利用者会議会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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