PHP文庫
「知」のスピードが壁を破る―進化しつづける組織の創造

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569576589
  • NDC分類 783.48
  • Cコード C0130

出版社内容情報

日本代表のラグビーを激変させた新組織論。

命令なき故に人は動き、組織は自己進化を遂げる――弱体化した日本ラグビーの改革に尽力した著者が、世界的視野で語る新リーダー論。

世界のボーダレス化、グローバル化が加速し続ける現代社会。この世界情勢のうねりの中で会社をはじめとするすべての組織は、様々な価値観に対応すると同時に、積極的な競争原理を取り入れなければならない。確立した個人をつくらない「日本型思考」のままでは世界には勝てない。では、どうすれば「世界と戦う組織」を創造しうるのであろうか

▼ラグビー日本代表監督に就任するも、当時弱体化を極めていた代表チームの現状に愕然とした著者は、世界を見据えたチームの抜本的な改革を進めた

▼「ビルド・キャパシティ」「縦列型から並列型組織への改革」「内発的モチベーションの誘発」「命令型から提案・誘導型コーチへの変革」など、独自の組織論に基づき、「秒速の判断力を持つ個人」を育成し、「自ら進化する組織」の創造を目指しチームの指揮を執った

▼ビジネスの世界はもちろん、いかなる変化する状況にも対応しうる最強のリーダー論のすべてが明かされる一冊!

●序章 世界で勝つために何が必要か 
●第1章 「進化する組織」への改革 
●第2章 自分で考え、判断する「最強の戦力」を育てる 
●第3章 選手自ら動くとき、組織が変わる 
●第4章 弱者が強者に勝つための知略 
●第5章 情報は人を活かすためにある 
●第6章 スポーツが変われば、社会が変わる

内容説明

確立した個人をつくらない「日本型思考」では世界に勝てない。個人が秒速の判断力をもつとき、組織は型(システム)を超えて、自ら進化をはじめる―弱体化したラグビー日本代表チームを「戦う集団」に変えた平尾式組織論。「ビルド・キャパシティ」「縦列型から並列型組織への改革」「内発的モチベーションの誘発」など、その全貌を著者が語る。あらゆる組織運営に通用する最強の指導理論。

目次

序章 世界で勝つために何が必要か
第1章 「進化する組織」への改革
第2章 自分で考え、判断する「最強の戦力」を育てる
第3章 選手自ら動くとき、組織が変わる
第4章 弱者が強者に勝つための知略
第5章 情報は人を活かすためにある
第6章 スポーツが変われば、社会が変わる

著者等紹介

平尾誠二[ヒラオセイジ]
1963年、京都市生まれ。81年、伏見工業高校3年の時、全国高等学校ラグビーフットボール大会優勝。82年、19歳4カ月で史上最年少の日本代表(当時)に選ばれる。85年、同志社大学で史上初の全国大学選手権3連覇。86年神戸製鋼所に入社。89年以降、日本選手権大会V7達成。97年、ラグビー日本代表監督に就任。99年、パシフィックリム選手権に優勝し、4大会連続のワールドカップ出場を達成
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井月 奎(いづき けい)

26
彼はパスを回す際にフィールドと相手、仲間の位置を見ながら、そのパスがゲーム全体にどう作用するのかを思う。それは広角的な見方をしつつも拡大鏡で細部を同時にみる作業であり、全体のバランスを鑑みつつ個人のパフォーマンスを極限まで引き出すことがゲームそれ自体の質を高めることを教えてくれます。人生は一つのゲームでありましょうから、彼の方法を真似すれば私のような人間でも人生の質を上げることがかなうと思うのです。簡単ではありませんけれども、平尾誠二のカッコよさに少しでも近づけるのであればやる価値は大でしょう。2017/12/10

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