出版社内容情報
昭和史を正しく理解するための決定版入門書。
20世紀に人類が体験した事件・事象がすべて詰まった“昭和”という時代を、55項目に整理してわかりやすく解説。決定版“昭和史”入門。
戦争、敗戦、占領、復興、経済成長、バブル景気……。飢餓もあれば飽食もあり、軍国主義も民主主義もあった“昭和”という時代。およそ人類が体験できる事件や事象のほとんどが存在したこの時代は、日本とは何か、日本人とは何かを考える上で多くの示唆と教訓にあふれている。
▼本書は、昭和元年(1926)から昭和64年(1989)までの64年を、前期・占領期・後期の三部にわけ、全55項目のテーマに沿って概観した一冊。「大正から昭和へ」「金融恐慌」「満州への野心」……(前期)、「GHQ最高司令官マッカーサー」「戦後教育改革」「極東国際軍事裁判」……(占領期)、「10年目の経済白書」「60年安保と岸内閣」……そして「昭和天皇崩御」(後期)と読み進めるなかで、昭和史の全体像をしっかりと理解できる。
▼激動の昭和史を次代に正しく伝えていく上で、バランスある歴史感覚でわかりやすく記述された本書は、まさに格好の講師役といえる。
[第1部]昭和前期(1926~1945)
●昭和史の時代区分
●大正から昭和へ
●金融恐慌の衝撃
●満州への野心
●五・一五事件と犬養毅の死 ほか
[第2部]占領期(1945~1952)
●GHQ最高司令官マッカーサー
●戦後教育改革
●極東国際軍事裁判(東京裁判)
●終戦直後の社会党、共産党
●終戦直後の首相たち ほか
[第3部]昭和後期(1952~1989)
●十年目の経済白書
●六〇年安保と岸内閣
●池田内閣の経済政策
●原水爆反対運動の分裂
●大学の大衆化 ほか
内容説明
戦争、敗戦、復興、経済成長…。飢餓あり飽食あり、軍国主義も民主主義もあった「昭和」という時代。二十世紀の三分の二にあたり、人類の体験した事件・事象がすべて詰まった昭和史は、二十一世紀の日本と日本人を考える上で多くの示唆と教訓に満ちている。昭和史を読み解く上で大切な55の項目を選び、時代を追いながらわかりやすく解説した好著。
目次
第1部 昭和前期(1926~1945)(昭和史の時代区分―前期・占領期・後期の三つの節がある;大正から昭和へ―改元時の日本の姿はどのようなものだったか ほか)
第2部 占領期(1945~1952)(GHQ最高司令官マッカーサー―彼は日本をどんな国家にしようとしたか;戦後教育改革―アメリカが導入した民主主義理念 ほか)
第3部 昭和後期(1952~1989)(十年目の経済白書―名言「もはや『戦後』ではない」の意味とは;六〇年安保と岸内閣―“戦後最大のフィーバー”とは何だったのか ほか)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年(昭和14年)12月、北海道生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。ノンフィクション作家、評論家。現在、個人誌『昭和史講座』を主宰。日本近代史(とくに昭和史)、医学・医療、評伝などの作品を発表。主な著書に『東条英機と天皇の時代』『瀬島龍三―参謀の昭和史』『後藤田正晴』『秩父宮と昭和天皇』『蒋介石』(以上文芸春秋)、『陸軍省軍務局と日米開戦』『忘却された視点』(以上、中央公論新社)、『大学医学部』『安楽死と尊厳死』『愛する家族を喪うとき』(以上、講談社)、『昭和陸軍の研究』(朝日新聞社)ほか多数
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感想・レビュー
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