PHP文庫<br> ジョン万次郎―日本を開国に導いた陰の主役

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PHP文庫
ジョン万次郎―日本を開国に導いた陰の主役

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569573199
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

日本開国の陰の主役として活躍した男の生涯。  土佐の漁師の子として生まれ、出漁中に遭難してアメリカへ。11年後に帰国し、開国の陰の主役として大きな役割を果たした男の生涯。  人間には二通りのタイプがある。逆境に陥ったとき、絶望感に打ちひしがれ悲嘆の淵に沈むか、それともその“運命”を積極的に受け入れて立ち向かうか。 本書は、後者の道を選んだ幕末土佐の漁師中浜万次郎、またの名を“ジョン万次郎”の波乱の生涯を描く歴史長編である。 万次郎は出漁中に嵐に巻き込まれ遭難、アメリカの捕鯨船に救助されてそのままアメリカへ渡る。柔軟な頭脳で英語に習熟し西洋の知識を吸収。ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアで大金を手にするなど、生来の才能を十分に発揮した。 しかし、鎖国政策を固持する日本への危機感をつのらせ、決死の覚悟で帰国。薩摩藩の島津斉彬や土佐藩の山内容堂らに重用され、幕府にも出仕した。そして坂本龍馬、福沢諭吉、勝海舟らにも多大なる影響を与え、日本の開国に大きな役割を果たした。 運命の荒波を自らの信念で乗り越えた万次郎の生き方こそ、現代人に求められているのではないだろうか。  ●宇佐浦の海 ●無人島の五ヵ月 ●「ジョン・ハウランド」号 ●ジョン・万 ●偏見との戦い ●八十里まで日本に接近 ●涙の再会 ●土佐の血 ●ゴールドラッシュ ●「アドベンチャー」号 ●摩文仁上陸 島津斉彬に謁見 ほか

内容説明

幕末土佐藩の漁師の子として生まれた中浜万次郎は、出漁中に遭難、アメリカの捕鯨船に救助され渡米。柔軟な思考と持ち前の負けん気でアメリカ社会にとけ込み、西洋の知識と国際感覚を身につけた。鎖国状態の日本へ決死の覚悟で帰国した後、坂本龍馬、福沢諭吉、勝海舟らに多大な影響を与え、日本開国に大きな役割を果たした。運命の荒波を自らの信念で乗り越えた男の波乱の生涯。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

6
サクサク読めました。面白かったですよ。まだ鎖国の日本の幕末時代のはなしです。出漁中に遭難、アメリカ船に救助され渡米。そこでたくさんの先進的な事を万次郎は学び、そして、決死の覚悟で鎖国の日本に帰るお話です。実話です。アメリカでもいい人、嫌な人に出会ったり、日本でも頭固い人から、柔軟な人に出会ったりと彼は色々な体験をします。すごい人生です。幕末の日本に大きな影響を及ぼした人です。ぜひ読むのお勧めします。2012/12/06

つちのこ

0
山本一力の時代小説『ジョン万』つながりで手に取る。(2012.4メモ)2012/04/30

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