出版社内容情報
歴史に学ぶトップとナンバー2の人間関係学。 人事低成長時代のいま、ナンバー2は単なる「次を狙う人物」ではなくなった。組織をまとめる補佐役としてのあり方を歴史に学ぶ好著。 一般的に仕事の手順は情報の収集とその分析、問題点の考察、解決策としての選択肢の設定、その選択(決断)、実行、評価、修正である。このうちトップのもっとも重要な仕事が決断なら、ナンバー2(補佐役)の仕事は情報の収集から設定までといわれる。 本書の特徴は、群雄割拠する戦国武将に例を求め、家を企業に、その主を企業のトップに見たてて、その時、家老や奉行であったナンバー2は何を考え、どう動いたか、乱世を渡り歩いたナンバー2、トップに殉じたナンバー2、形式・序列を越えたナンバー2など、現代ビジネスに通じる視点で、補佐役としての発想と行動を考察している点である。 戦国期の武将、補佐役の話というと、とかく時と場合に応じた補佐のテクニック(技術論)になりがちだが、本書では童門流の人間観察が随所に述べられており、実務書でありながら、読み物としても十分楽しむことができるのも本書のもう一つの特徴といってよい。 ●第1章 乱世を渡り歩いたナンバー2たち??明智光秀/黒田官兵衛/立花道雪 ●第2章 悲運のナンバー2たち??山中鹿之介/松田憲秀 ●第3章 トップに殉じたナンバー2たち??宇佐美定行/鳥居元忠/石田三成/島 左近 ●第4章 エグゼクティブのナンバー2時代??豊臣秀吉/徳川家康/鍋島直茂 ●第5章 形式・序列を超えたナンバー2たち??山本勘助/太原雪斎 ●第6章 名ナンバー2たち??本多正信/片倉景綱/小早川隆景/直江兼続
内容説明
一般的に仕事の手順は、情報の収集、その分析、問題点の考察、解決策としての選択肢の設定、その選択(決断)、実行、評価、修正である。このうちトップの最大の仕事が決断なら、補佐役の重要な仕事は情報の収集から選択肢の設定までである。本書は、戦国武将に例をとり、現代ビジネスにも通じる補佐役としての視点、発想、なすべきこととは何か等を考察した、ビジネスマンの必読書である。
目次
那1章 乱世を渡り歩いたナンバー2たち
第2章 悲運のナンバー2たち
第3章 トップに殉じたナンバー2たち
第4章 エグゼクティブのナンバー2時代
第5章 形式・序列を越えたナンバー2たち
第6章 名ナンバー2たち
感想・レビュー
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にほんはれ
くらぴい
おサゲっち