PHP文庫<br> 日本海軍の興亡―戦いに生きた男たちのドラマ

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日本海軍の興亡―戦いに生きた男たちのドラマ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569572307
  • NDC分類 397.21
  • Cコード C0130

出版社内容情報

日本海軍史を彩る人物群像とそのドラマ。  勝海舟による創始から太平洋戦争までの徹底的敗北まで、日本海軍史を彩る人物群像とドラマの数々を、ノンフィクションタッチで描く。  日本海軍とは、いかなる歴史をたどった組織であったのか。東郷平八郎、秋山真之、山本権兵衛、山本五十六、角田覚治ら、海軍史にその名を刻む名提督・名参謀の真実の姿とは。そして、戦史に残る、数々の名勝負・名場面は、どのような人々の決断によって、展開されていったのか……。 本書では、勝海舟による創始から、日清・日露戦争の勝利によって、日本を世界の第一級国に押し上げた、“栄光の明治時代”、軍縮条約に対する意見の衝突によって、次第に組織に歪みを生じてゆく、“苦悩の大正時代”、そして、開戦反対派の努力もむなしく、太平洋戦争に参戦、あげくの果ての徹底的敗北により、組織解体に陥る、“悲劇の昭和時代”にいたるまで、波瀾に満ちた、日本海軍の興亡史を、代表的人物の言動を中心にしながら、ドラマチックに描き上げてゆく。 「海軍に厳しい海軍ファン」である著者の目が、海軍の功罪をあます所なく示してくれる、海軍ファン必携の書。  

内容説明

日本海軍とは、いかなる歴史をたどった組織であったのか。勝海舟による創始から、日清・日露戦争の勝利で日本を世界の第一線に押し上げた“栄光の明治”。軍縮条約に揺れた“苦悩の大正”。そして、太平洋戦争の敗北により組織解体に陥ってゆく“悲劇の昭和”にいたるまで、波瀾に満ちた興亡史を、代表的人物の言動を中心にしながらドラマチックに描き上げる。

目次

1章 日本海軍を動かした人びと
2章 栄光の提督たち
3章 昭和海軍―悲劇の人びと
4章 機動部隊の戦い
終章 20世紀の終りに想う

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

108
戦記物・戦争関連の著作に定評がある半藤氏による日本海軍史である。明治政府の設立以来、創設された日本帝国海軍の名立たる提督たちを紹介し、彼なの業績を功罪含めて批評した一冊。あくまで私感であるが、多くの部分において著者と同一意見を持っていたので、共感を持って読むことが出来た貴重な本書であった(凡そ軍記物は著者自身の思い入れが強く反映してしまい、著しく客観性に欠ける出版物が多い気がする)。本書では帝国海軍の転換期を日露戦争の日本海海戦であったして、それ以降停滞の一途を辿っていったとしている。2016/07/17

白義

15
日本海軍の歴史を彩る名将たちを軸にしながら、「なぜ日本は敗れる戦争をしてしまったのか」という問に組織の観点からも探求を試みた優れた通史。日露戦争の勝利という栄光、軍縮条約の衝撃、そして太平洋戦争と、海軍の指導者たちと共にその場にいるかのような臨場感溢れる描写が近代日本の海戦、外交を鮮やかに描き出している。日本海軍だけではなく、その高潔な平和主義的弁論でワシントン軍縮会議を成功に導いたルート、「ジャップを殺せ」とガダルカナル作戦で吠えたアメリカの猛将ハルゼイと海外の人物も印象深い2013/12/10

マッピー

14
もともと海軍は、外国から攻められた時の国防のために作られた、専守防衛の組織だったのに。手にした武器を使ってみたくなるのは、個人も組織も同じらしい。海軍の面子を保つために、世界的軍縮の波に逆らい、孤立していったこと。そして、世界の情勢を冷静に判断できる人を、軍の中枢から追い出し、勢いだけで中身のない、自分に都合のいい解釈をゴリ押しすることによって、自ら崩壊していった海軍。その時々に、きちんと状況判断のできる人はいたけれど、他人の職掌に口を出さないのが海軍の決まり。自分の職分をこなすのみ。ああ…。2018/09/19

せいたろう

10
日露戦争の日本海海戦の圧勝を参考として練られた邀撃漸減作戦。 優勢なアメリカ海軍艦隊が太平洋を西進してくる間に潜水艦などによって徐々にその戦力を低下せしめ日本近海に至って互角の戦力となった主力艦隊同士の艦隊決戦で勝利を収めるとする日本海軍の対米戦基本計画。こんな虫のいいご都合主義な作戦を本気で考えていたなんて唖然とさせられる。2020/01/23

4
当時を生きた人々の話を盛り込んでおり大変リアリティが感じられる内容であった。日露戦争では東郷平八郎等の英雄が次々に誕生し海軍は全盛期を迎える。 この頃の栄光にすがって艦隊派の慢心が生まれる。 先見の明がある条約派が艦隊派を一時的に抑え込むも艦隊派が頭角を現し戦争回避への道は閉ざされる。山本五十六の米国を相手に戦争すべきでなく勝ち目がないと分かった上で陣頭にたって出撃する悲壮感が強く伝わってきた。今の私たちの生活は先人達の犠牲の上で成り立っていることを決して忘れてはならない。2022/05/06

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