PHP文庫<br> 都市の快適住居学―「借住まい」の楽しみ

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PHP文庫
都市の快適住居学―「借住まい」の楽しみ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 190p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569569024
  • NDC分類 365.3
  • Cコード C0130

出版社内容情報

  膨大な通勤時間をかけてまで持ち家になぜこだわる? 建築家で渋谷・代官山在住、持ち家は要らない主義の著者が語る大都市在住のすすめ。    

内容説明

さまざまな刺激にあふれる都会―。しかし、その都会の地価は異常に高い。そこで人々は、郊外へ郊外へと移り、膨大な通勤時間がかかる「持ち家」を持つ。「土地」への執着さえ捨てれば、あなたの人生はより良く変わるのに…。建築家で渋谷・代官山在住。しかし、「持ち家は要らない」主義の著者が、大都市在住の魅力、絶対トクする賃貸生活のすすめを余すところなく披露する。

目次

第1章 都市に住む人、農村に住む人
第2章 家をみれば日本がわかる
第3章 「家を持とう」は戦後のハナシ
第4章 都市にちゃんと住みたい
第5章 どうすれば都市に住める?
第6章 美しい街こそ人の住む街
第7章 さあ、みんなで都会に住もう
終章 阪神大震災が教えてくれたこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くらひで

8
1996年の初版で、日本を代表する建築家のエッセイ。論旨は利便性の高い都心に住もう、という単純明快なもの。当時はバブル経済が崩壊し地価下落の先行きが見えない。とはいっても今よりも高く庶民には高嶺の花であった時代。今でこそ、都心にはタワーマンションが林立し、「東京に、家を持とう」というCMも多く流されるようになったが、当時は郊外に戸建を求めて人口流出が続く時期で、今となっては隔世の感がする。著者は1998年に逝去し、今の流れを予期していたのか、自身の主張通りの変化にニンマリしているのか確かめようもない。2015/09/24

ice cream

2
住宅作家による究極の都市生活ガイド。持ち屋願望を捨てて、都心の借り住まいで楽しく便利な暮らしを送ろうぜ!という本です。でも筆者の宮脇さん、住宅作家なので本業は完全に持ち屋サイドの人だから読んでてなんか可笑しい。読んでいると確かに都市生活はいいな~と思う、けれどもそれはハードの面に限られる。都市生活における人間関係の希薄さは農村生まれ育った人間(私)としては耐え難いものだし、自然に囲まれたスーローライフも捨てがたい。結局私は農村生活派だ。2010/04/24

れどれ

1
晩年に比べるといくぶん尖った、ご自身の主張強めの一冊。郊外暮らしがいかにバカバカしいか説き、都心での生活がいかに充実的であるかまくしたて、その実現への道を理論と経験の両面から論じている。いくらか暴論が並ぶものの、話が面白く、呑み込んでしまいたくなる魅力がある。2022/06/09

ksg

1
持ち家か、賃貸かというのは今の厳しい日本の状況ではなかなか重要なお話。都会の、少し歩けば何でもあるという余裕の中で暮らすというのは、働きすぎと言われる日本人には必要なことではないでしょうか。もはや日本文化とも言える「通勤ラッシュ」を当たり前のものと考えてはいけない。2012/03/04

YPG

0
「家族が増えたら郊外でマイホームか?」とか思ってたけど、やめた。夕食後にもう一回出かけられる都市に住もう。2022/04/02

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