内容説明
「君、しっかり給料払うんやで」―昭和40年、松下電器が当時開発途上の新製品だった電子レンジをかかげて独立組織を発足させたとき、その責任者となった著者に松下幸之助が手向けてくれた言葉である。この短くてユーモラスな言葉にこそ、実は“経営の神様”が遺した「自主責任経営」の真髄が秘められている。本書は、それ以来「権限を委譲し、能力を最大限に引き出す」経営に努めてきた著者が、その要締を体系的に語る渾身の一冊である。
目次
序章 経営の樹―私の経営観
1章 経営理念について
2章 自主責任経営論
3章 部門経営論
4章 健全経営論
5章 経営の場における情報論
6章 経営の場におけるリーダーシップ論
7章 事業計画論
終章 松下幸之助の経営理念とその実践