目次
1 昭和初期という時代
2 昭和八年 渋谷駅(山手線;玉電の思い出;地下鉄と渋谷;私の東京論)
3 渋谷での思い出(青山師範付属小学校;生きているハチ公;東横百貨店の誕生と道玄坂の賑わい ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんこい
6
東急渋谷駅が地下にもぐった年に、読む戦前の渋谷は興味がつきません。東京市外だった澁谷にはハチ公が生きていて、山手線が高架になり地下鉄ができ、なにより子供が遊ぶ原っぱがありたくさんの人が生活していて、不思議なくらいです。今自分がすんでいるところも完全な郊外ですね。2013/08/26
hsemsk
1
「宮脇俊三 電子全集14」にて読了2017/06/07
ココアにんにく
1
19951217読了 発売後即購入
rbyawa
1
b018、昭和8年という年代自体にはそれほど大した意味もないし(人によってはともかく、著者さんにとってはね)(皇太子さんの生まれた年だって)、渋谷駅というよりは渋谷を中心としたそれぞれの沿線沿いの話、といった風情だが、このタイトルは個人的にいいような気がする。どうも著者さんは鉄道好きの方のようなのだけれども、それそのものよりはそれがどのように自分たちの生活に絡み合って来たのか、ということが印象に残る。なにを語っているという本でもないが、時代の移り変わりそのものを示しているということなんじゃなかろうか。2011/04/02