フォントのふしぎ―ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?

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  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784568504286
  • NDC分類 727.8
  • Cコード C2070

内容説明

欧米で撮った写真270点とコラム70本でひもとく知られざる欧文フォントの秘密。

目次

1 (ルイ・ヴィトンのロゴ;マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」の王道感 ほか)
2 ヨーロッパの街をつくっているフォント(パリの街から;ルーブル美術館が使っているフォント ほか)
3 フォントは見た目で選んでOK(インストール済みのフォントってタダなの?;フォントは見た目で選んでOK ほか)
4 意外と知らない文字と記号の話(目の錯覚;Aの右線が太いワケ ほか)

著者等紹介

小林章[コバヤシアキラ]
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業。写植用文字デザインを担当の後、欧文書体の基礎を学ぶ必要を感じて退社し、1989年から約一年半のあいだ英国ロンドンに滞在してカリグラフィやタイポグラフィについて学ぶ。1998年と2000年に世界的な書体デザインコンテストで2度グランプリを受賞したのをきっかけに、2001年春よりライノタイプ社のタイプ・ディレクターとしてドイツに在住。書体デザインの制作指揮と品質検査などを担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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パフちゃん@かのん変更

48
多くの写真が掲載され、フォントのデザイン、ロゴにより表される商品イメージが随分変わる事が分かる。フォントデザインの重要性が分かる。2015/09/20

おはぎ

13
★★★★☆タイプ・ディレクターの著者による街の看板やブランドのフォントが持つ視覚効果お話。堅苦し苦ないフランクな文章で進み、フォントの本なので写真等の見本が多くて目で楽しめる本。著者が欧米中心に活躍しているからか、日本での事例は少なめ。ヴィトンとD&Gが同じフォントを使用しているのに、配置を少し変えるだけでイメージ戦略が全く変わるという話に目からウロコ!2016/08/14

魚京童!

12
でも結局使えない。2016/11/22

mit

10
文字には機能と美しさが備わっている。美しさの基が何であるのかよく分からないけれど、読んだり書いたり意味を持ったり、機能と美しさの間には深いつながりがあるはずだ。ドイツで活躍する文字デザイナーである著者が、会社のロゴから街角の看板、古代の碑文などの写真とともに様々な美しい字体を紹介してくれる。街や物とそこに表示された文字は影響を及ぼし合い、そのバランスが我々に安心感や驚きを与えてくれる。伝統のある字体の歴史の重みは残しつつ、より機能的で現代的な感覚を含んだ新しい字体を作り上げていくデザイナーの視点が面白い。2014/08/13

8
図書館本。海外のブランドや街角の看板などに使われている、欧文フォントについて書かれた本。歴史と伝統を感じさせる文字の雰囲気は、ローマの碑文や中世の銅板印刷などに基礎があるのだとか。字の感覚ひとつでも印象が変わるのにはなるほどと思った。同じように見えるフォントでも色々工夫されて細々と違うものがたくさんあるんだな。欧文フォントの話だけだったけど、日本語フォントは文字数が圧倒的に多くて作るのが大変そうだなと思った。2018/04/10

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