出版社内容情報
【出版社から】
1998年、ナオミ・ローゼンブラムの大著『写真の歴史』を弊社より刊行させていただいております(監修 飯沢耕太郎)。本書『世界写真史 カラー版』は、翻訳書ではなく、日本の執筆者によるコンパクトなボリュームのテキスト、カラー図版による「世界写真史」です。1冊にまとめられた平易な解説と厳選された240点の図版で、写真の誕生から今日までの写真表現について楽しくたどっていただけます。図版類は、セピアインク、銀インクによるダブルトーン印刷、フルカラー印刷など、時代ごとに、最新の印刷技術で再現を試みました。類書の少ない本書をぜひご購読願います。
内容説明
ごく身近な存在でありながら、現実をありありと再現・記録し、想像の世界を具現化する大きな可能性を持つ「写真」。そのダイナミックな歴史を、草創期から現代まで、世界的視野からたどるコンパクトなガイドブックです。「写真」に関わるすべての人の必読書!総図版点数240点。
目次
1 写真の誕生
2 経験の拡大―19世紀後半
3 近代写真の成立―1900‐1930年代
4 写真表現の拡大―フォト・ジャーナリズム、広告・ファッション写真
5 現代写真の胎動―1950‐1970年代
6 写真の現在―1980‐20世紀末
7 写真技術史
写真をめぐる技法・用語解説
世界写真史年表
人名索引(人名綴字、生没年表示)
参考文献一覧(各章筆者選定)
著者等紹介
監修者:飯沢耕太郎
写真評論家。1973年、日本大学芸術学部写真学科に入学。写真について学ぶ。1977年、筑波大学大学院芸術学研究科に進み、主に写真の歴史を研究する写真史という分野で研究活動を行う。1984年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程を終了し学術博士号を取る。テーマは、日本の近代写真、取り分け明治・大正・昭和初期における芸術写真と言われる分野についての研究。その後、写真について、評論活動、批評活動あるいは展覧会などに対する紹介等の活動を続けている。
執筆者:
1・2 大日方欣一 桑沢デザイン研究所、多摩美術大学、日本写真専門学校 各非常勤講師。はこだてフォトアーカイブス代表
3 深川雅文 川崎市市民ミュージアム学芸員
4 井口嘉乃 埼玉大学教養学部助教授
5 増田玲 東京国立近代美術館主任研究官
6 倉石信乃 横浜美術館学芸員
7 森山朋絵 東京都写真美術館学芸員 東京大学大学院客員研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェ・ブンブン
Koki Miyachi
千恵蔵
トマス
numainu