カラー版 世界写真史

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784568400687
  • NDC分類 740.2
  • Cコード C3070

出版社内容情報

【出版社から】
1998年、ナオミ・ローゼンブラムの大著『写真の歴史』を弊社より刊行させていただいております(監修 飯沢耕太郎)。本書『世界写真史 カラー版』は、翻訳書ではなく、日本の執筆者によるコンパクトなボリュームのテキスト、カラー図版による「世界写真史」です。1冊にまとめられた平易な解説と厳選された240点の図版で、写真の誕生から今日までの写真表現について楽しくたどっていただけます。図版類は、セピアインク、銀インクによるダブルトーン印刷、フルカラー印刷など、時代ごとに、最新の印刷技術で再現を試みました。類書の少ない本書をぜひご購読願います。

内容説明

ごく身近な存在でありながら、現実をありありと再現・記録し、想像の世界を具現化する大きな可能性を持つ「写真」。そのダイナミックな歴史を、草創期から現代まで、世界的視野からたどるコンパクトなガイドブックです。「写真」に関わるすべての人の必読書!総図版点数240点。

目次

1 写真の誕生
2 経験の拡大―19世紀後半
3 近代写真の成立―1900‐1930年代
4 写真表現の拡大―フォト・ジャーナリズム、広告・ファッション写真
5 現代写真の胎動―1950‐1970年代
6 写真の現在―1980‐20世紀末
7 写真技術史
写真をめぐる技法・用語解説
世界写真史年表
人名索引(人名綴字、生没年表示)
参考文献一覧(各章筆者選定)

著者等紹介

監修者:飯沢耕太郎
写真評論家。1973年、日本大学芸術学部写真学科に入学。写真について学ぶ。1977年、筑波大学大学院芸術学研究科に進み、主に写真の歴史を研究する写真史という分野で研究活動を行う。1984年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程を終了し学術博士号を取る。テーマは、日本の近代写真、取り分け明治・大正・昭和初期における芸術写真と言われる分野についての研究。その後、写真について、評論活動、批評活動あるいは展覧会などに対する紹介等の活動を続けている。
執筆者:
1・2 大日方欣一 桑沢デザイン研究所、多摩美術大学、日本写真専門学校 各非常勤講師。はこだてフォトアーカイブス代表
3 深川雅文 川崎市市民ミュージアム学芸員
4 井口嘉乃 埼玉大学教養学部助教授
5 増田玲 東京国立近代美術館主任研究官
6 倉石信乃 横浜美術館学芸員
7 森山朋絵 東京都写真美術館学芸員 東京大学大学院客員研究員

※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チェ・ブンブン

18
写真論テストに向けて通読、先生の話すスピードが速くて聞き取れなかった個所が想像以上に重要で驚かされた。等価物、どうやら撮り手の心情を表すものらしい。ページを繰ると、絵にしか思えない写真が沢山あって衝撃でした。最前列でいつも授業受けているだけあってA+は欲しいな。何度も読み直そうっと。2013/12/07

Koki Miyachi

4
マイブーム、写真のお勉強。写真の誕生から写真表現の拡大、写真の現在まで。写真技術概論も。似たような本を何冊も読んでいるが、毎回興味深い発見がある。今回は、アンドレアス・ファイニンガーを知ったこと。表紙のLEICAを構えた鮮烈なイメージが印象的だった。2015/04/24

千恵蔵

1
目を瞑った自分の姿は写真の発明により初めて見ることができるようになった。本邦初の写真家の上野彦馬は化学者、下岡蓮杖は狩野派の絵師だった。2018/07/12

トマス

1
金沢21世紀美術館の《トーマス・ルフ展》に触発されて写真史の勉強。まだ誕生して200年も経っていない写真という技術が、芸術の世界でどのように扱われてきたのかを知ることができる。主要な人物と代表的な作品を交えて、時代時代の大きな流れを知ることができた。技術と美術の両輪で動いていくトレンドの変化が面白い。映像や通信手段が発達したことで、写真は一つの美術分野というより、多様な表現手段の一部になりつつある。これから先の写真史において、カメラ付きケータイの発明が大きな画期として振り返られるだろうと思うと興味深い。2016/12/28

numainu

1
評価D2016/12/22

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