評論社文庫<br> 新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1 (新版)

評論社文庫
新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784566023628
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へ―。旧版の訳をさらに推敲、より充実して読みやすく美しい、待望の「新版」。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

483
しばらくぶりに『指輪物語』を再読することに。「すべてを統べる指輪」は、言うまでもなく北欧ゲルマン神話の、あの指輪である。ワーグナーの『ニーベルンゲンの歌』によれば、アルベリッヒが、全ての欲望を捨てて、ラインの黄金から鍛え上げたものである。そして、それは究極的にはジークフリートの死を招き、神々をも滅亡に至らしめるのである。もつとも、本編はホビットの村にもたらされた指輪を巡る、いわば外伝である。しかも、指輪を返還するという逆のベクトルのそれである。さて、この壮大な物語の第一歩を再び踏み出すことにしようか。2019/04/28

Die-Go

170
何度目かの再読。久し振りの中つ国。ハイファンタジーの金字塔、原点。悪の枢軸サウロンが渇望する力の指輪を破棄するための旅に、小さな人ホビットが命をかけて出かける。今巻はその序章に過ぎないのだが、既に我々を魅了する何かを持っている。★★★★★2017/01/06

ひろき@巨人の肩

121
「ホビットの冒険」の後日談がとても面白い。先に読んでいて良かった。ビルボ・バギンズの後世、金の指輪の起源、ゴクリの生い立ちと重要な伏線回収がてんこ盛り。著者が行った重要な改訂を、ビルボの自伝の改訂として語るところが芸が細かい。続編以降のフロドの冒険にも期待が高まる。2020/03/16

MICK KICHI

102
<マンスリー・指輪物語 > ほぼホビットとガンダルフだけの序章。 やたらビール🍺と食事が美味しそうな感じ。茸が特に。 ゴラムはゴクリと表記、慣れないなぁ。 2019/01/24

藤月はな(灯れ松明の火)

101
遂に『指輪物語』に着手してしまいました。でも猪熊葉子さんの紹介のおかげで『ホビットの冒険』から読んだので凄く、スルスルと読めて嬉しい^^全てを手に入れられるが、同時に自分を闇へと捉えてしまう指輪の破壊の旅に出たフロド達。予想外だったサムの訛りにうっかり、笑ってしまいました。しかし、ガンダルフからゴクリがどうしてああなったのかを聞かされた時のフロドの拒絶反応に若干、不安が募らずにいられない。こんなに潔癖なら、汚い事に対面した時、この人、耐えられるのだろうか・・・。2016/12/29

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