感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねりわさび
92
1972年に刊行されたイギリスの児童文学。うさぎたちの会話描写のためアイロニー性が浮き出ているように見えるけれど、著者によれば動物の生態をわかりやすく表現しただけとのこと。小学校高学年以上向け。なお表紙のデザインはラストシーンを表現していました。2024/05/31
goro@80.7
63
自由を求めて火の粉を払うすべは知恵と勇気。同族であっても相いれない考えの者もいる。ピグウィグの活躍でめすウサギたちを連れだしダウンに帰ってきたが、将軍の怒りはやまず襲い掛かって来る。諦めない強い気持ちだな。純粋に種を守る動物たちの姿はそれが生きる目的。自由を勝ち取ったヘイズルたちの大冒険だったね。2021/04/13
NAO
54
話の筋を知っていてさえ、何度読み返しても楽しめる。理想的なリーダーヘイズルだけでなく、ビグウィグ、ファイバーと魅力的なキャラクターが話を引っ張り、敵キャラのウーンドウォート将軍の強烈な個性も光る。シンプルな話なのに、上下巻とも飽きを感じさせない。翻訳も素晴らしいと思う。2016/12/15
ヨル
33
付箋を挟みながらじっくり冷静に読もうと思ってたのに、結局うさぎたちと全力疾走で読了しました。結末わかってるのにハラハラドキドキじーん涙。面白かったー。エルアライラーの神話がだんだん自分たちに重なってその一部になっていく過程が大好きです。作者のリチャード・アダムスは第2次世界大戦に従軍、どういう立場にいたのかはわからないけどよく人間観察してたんだろうな、その経験が色濃く反映されているように思う。また、何度でも読みたい。無人島に持って行きたいうちの一冊。2019/10/31
モルテン
14
下巻はさらに面白かった。途中、「あれ、私、どこの軍隊への潜入スパイもの読んでるんだっけ」「何の戦争の籠城もの読んでるんだっけ」という感覚になり、うさぎがぼんやりしたりして「そうだった、うさぎだった」と確認するなど。上巻の感想で私は「組織だった行動のできないうさぎ」と書いたけど、下巻ではついに徹底的に組織され統制されているうさぎたちが登場し、主人公たちに立ちふさがる。それぞれの登場人物たちがそれぞれの特徴や持ち味を発揮するラストは痛快興奮。ビクウィグかっこいいぞ!2021/03/18