出版社内容情報
12世紀、ノルマン人の貴族がお城を建てた。その子どもロジャーは、領地のすみで見つけた「お石さま」の魔法で、つぎつぎと未来の屋敷を訪れ、それぞれの時代の子どもたちと出あう。そして最後に、時をこえてグリーン・ノウの子どもたちが一堂に集まった…。 小学校中学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nemunomori
7
850年前グリーン・ノウにはじめて住んだ少年ロジャーが不思議な石の力で時を越えて、1660年のトービー、1800年のスーザン、1970年のトーリーに出会います。グリーンノウの歴史を俯瞰するような楽しい物語ですが、正確な時代考証のおかげで想像力がかきたてられます。ボストン夫人の愛情溢れる筆は、豊かな森と懐かしい家と成長していくみずみずしい少年の心を繊細に描き出します。グリーン・ノウ物語は錆びつきかけた感性をリセットしてもらえるような不思議な力があります。2015/12/07
莉野
1
またトーリーはうずらおばあちゃんのお城、グリーン・ノアにやって来ました。5人の絵を売らなければお城の手入れが出来ない。マリアの宝石があれば、という話を聞いたトーリーは屋敷の中を探険してまわるのでした。そして毎晩のお話には目の見えないスーザンと黒人の男の子ジェイコブが出てきて、トーリーはいつものように引き込まれていくのでした。 時の旅人を思い出したが、このグリーン・ノアのお話は最後に悲しくならないのがとっても嬉しく思う。2010/11/29
dai
0
それぞれの時代での物語だったのかー。時系列を理解。2020/01/19