内容説明
本書は臨床心理学とは何か、についてその基本的なものの見方、考え方をやさしく紹介した入門テキストである。著者らの臨床経験を踏まえ、「人の心を理解し、人とどのように関わっていくのか」「心の病と、その癒しの方法は」「カウンセリングとは何か」など、主要なテーマを掘り下げて親しみやすい記述で解説する。また、カウンセラーを志す人に知っておいてほしい知識についても事例をあげて紹介する。心理学を学ぶ学生をはじめ、教育・医療・看護・福祉等、関連領域の学生にとって最適なテキスト・参考書である。
目次
1 臨床心理学とは(医師とカウンセラー;ソーシャルワーカーとカウンセラー)
2 人の心を理解する(「私」というもの―知っている私と知らない私;性格について;心を病むとは)
3 心の癒し(人の心が変わるとき;理解を深めるプロセス;癒しの方法―さまざまな学派;事例から学ぶ)
4 文化の中のカウンセリング(悪魔祓いからカウンセリングへ;心と社会)
5 カウンセラーという職業(カウンセラーになるということ)