内容説明
酸化物は大気中で安定であり、基本的にワイドギャップ半導体なので熱安定性の高い電子物性や短波長デバイス、磁石や太陽電池、磁性、誘電性、超伝導などのデバイス形成が期待できる。本書はこの酸化物について、結晶構造や電子構造の基礎知識から、材料、プロセス技術の新たな展開、様々なデバイスへの応用まで最新の研究成果を網羅して解説したものである。
目次
1 酸化物とエレクトロニクス
2 酸化物概論
3 酸化物の電子構造
4 酸化物電子材料・デバイス
5 酸化物光材料・デバイス
6 酸化物単結晶
7 酸化物薄膜
8 表面・界面
9 酸化物新機能
著者等紹介
鯉沼秀臣[コイヌマヒデオミ]
1965年東京大学工学部工業化学科卒業。1970年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。1972年東京大学工学部助手。1981年東京大学大学院工学系研究科助教授。1987年東京工業大学工業材料研究所(現、応用セラミックス研究所)教授。2000年東京工業大学フロンティア創造共同研究センター教授(同大学応用セラミックス研究所教授併任)
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