内容説明
本書は、量子論とともに現代物理学の礎をなす相対性理論の基本的な考え方を平易に解説した入門書である。記述にあたっては、論理的な厳密さを損なうことなく基本事項を丁寧に説明するという講義スタイルを再現するよう努めている。また、初学者にとってやや難解なテンソルを用いた数式の表記は、本書の後半部で行うように工夫している。アインシュタインの思考過程をたどることによって、相対性理論のエッセンスを的確に学びとることのできる好個の書である。
目次
ニュートン力学における相対性とマックスウェルの電磁気学
光の伝播と絶対静止系の探求
特殊相対論の基礎
相対論的不変性と共変性
相対論的運動学
マックスウェル理論の相対論的構造
一般相対論へのプレリュード
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きっちょ
4
風間先生、お疲れ様でした。2014/07/23
門倉或刀
1
主に特殊相対性理論について書かれた学部生向け教科書。アインシュタインの原論文を強く推す姿勢に共感。論理が明快でとっつきやすい。名著といって差し支えないことは疑いない。今回は春休み中の復習の意味でざっと通読しただけだが、早くも今から演習も含めて再読、復習したい。2010/03/08
sbtr101
0
急遽必要になったのでざっとアイデアだけ拾い読みした。 丁寧に書かれた良書のようなので他書と合わせてじっくり読み直したい。2013/11/03
のぞむーん
0
途中まではわかりやすくてよかったけどテンソルの説明のところから一気にわかりづらいなったのは私の頭が悪いからでしょうか。2013/07/24
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0
相対論の入門書. コンパクトにまとまってはいる. さりげなく書かれた脚注がときに鋭い. 2013/03/19